実験①
ふぅ、疲れた。´д` ;
9話
契約儀式を終えたシュウ
その後は----------
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「さて、エリーお前は俺のペットになった訳だが....」
「ん、わかった」
ん?何がわかったんだ......って!
「ちょっ!エリー!何で脱いでるの?」
「.....えっ.....ち...する為?」
「はぁー⁉︎何で⁉︎」
「母様が、雌竜をペットにするのはそういう目的だって言ってたから」
「.....何だそれ.....ん?」
そういえばこいつ母様とか言わなかったか?もしかして......
「なぁ、エリー元の名前は何ていう名前だ?」
「フィ......分かんない」
絶対嘘だ。今、途中まで言いかけたのに!
でも、もしかしたらあまり良い環境じゃなかったのかもしれない。うん!そうだったら今は聞かないほうが良いな。ある程度の信頼があればその内話してくれるかもしれないし.....よし、決めた
「エリー、俺は昔のお前を知らない...けど!これからはペットと言っても俺の家族みたいなもんだ!だから、辛い事や悩み事があれば俺に頼ってくれよ!」
「.....家族....うん、わかったその内話す....」
最初の部分は何て言ったか分からないが頼ってくれるみたいだ。
「ああ、取り敢えず今日は遅いから孤児院へ行こう。急な話だが、明日ここから出るぞ」
「ん.....主人の命令絶対、従う」
「なぁ、その主人って呼び方止めてくれないか?」
「な...んで?」
そういい、首をかしげる.....やば、可愛い....じゃなくて
「だって、いきなり孤児院にきて俺の事を主人呼ばわりしていたら変に思われるだろ?だから、取り敢えずは、シュウって呼んでくれ」
「わかった...シュウ」
「うん、それが良いよ」
--------------------孤児院
俺は、今孤児院の手前にいる。
え?何で中に入らないのかって?そりゃあ今、サラ先生の説教を受けているからだよ。
因みにエリーは、森の近くにいた孤児という設定にした。この王国は俺が2歳の頃に戦争が終わったからまだまだ、孤児はいる。だから不審には思われなかった。
で、今はゴブリンについて説教中だ。次は、ドラゴンについての事だろう。
「.....はぁ、まぁ取り敢えず貴方が無事で何よりです。心配かけないでください。ミナさんなんか心配し過ぎてドラゴンが如何の斯うのとか言ってましたよ。取り敢えず、説教は以上です。クレット君たちにもきちんと話しておいたので安心してくださいね。それじゃあ、少し遅いですけど食堂に行って先生と食べましょうか」
「は、はい」
.....どういう事だ?先生たちはドラゴンを見なかったのか?
いや、あんな巨体が飛行して来たんだ、嫌でも気づくはず。だったら考えられる事は、誰かが記憶を消したのか?それこそ、どうしようもないと思うんだけど。
.....いや、今そこを気にしていてもしょうがない。ミナや、クレットたちに会ったらドラゴンの事は口止めさせておこう。
----------夜 大部屋(寝室)皆が寝静まった頃
さて、あの後運良くミナやクレットたちに会えたのでこれ以上ドラゴンの話をしないように口止めをしておいた。一応クレットたちもドラゴンの事は知らないと思っていたのだがやはり覚えていた。
という事は、ドラゴンと戦った場所から近かった者はどうやら覚えているらしい。
何故?そんな事を考えていると.......
(やっほーシュウ!)
(⁉︎...何だ⁉︎突然頭から声が流れてくる....もしかしてペルセポネか?)
(うん、そうだよー)
(口調と声色が少し幼くなったな...何か魔法でも使ったのか?)
(うん!記憶消去魔法をね!)
(じゃあ、皆の記憶がないのは....)
(私だよ〜!何か大人の私が色々と説明不足がまだあったから罪滅ぼし?だー、とか何とか言ってたよ?)
(....まだ、説明不足かよ)
(そうだねーシュウは、創造魔法だけがユニークな魔法じゃないしね。まぁ、それ以降は前世の記憶を取り戻してからのお楽しみって事で!んじゃ!私はイチゴキャンディー舐めないといけないので!じゃあねー)
(ちょっ!.....はぁーもう話しても無駄だな)
しかし、何故前世を思い出さないといけないんだろう?まぁいいや取り敢えず今日は自分のステータスを見てみよう
「ステータス」
◆ステータス◆
表
〈名前〉シュウ
〈Lv〉2 〈職業〉無し
〈性別〉男
〈種族〉人種
〈HP〉97/97
〈MP〉0
〈ATK〉40
〈DEF〉35
〈AGI〉42
〈HIT〉60
〈INT〉72
〈武器〉無し
〈魔法系統〉無し
〈スキル〉剣術Lv 1
〈魔法〉無し
突然、俺の目の前に自分のステータスらしき物が見えた。しかも、タッチができる。
ゴブリンを倒したからLvが上がったのか?
いや、それより表って何だ?あ....下に裏って書いてある部分がある。これを押せば良いのか?
裏
〈名前〉シュウ
〈Lv〉2 〈職業〉無し
〈性別〉男
〈種族〉人種
〈HP〉97/97
〈MP〉0 (2500)
〈ATK〉40
〈DEF〉35
〈AGI〉42
〈HIT〉60
〈INT〉72
〈武器〉無し
〈魔法系統〉闇
〈スキル〉剣術Lv 1 (48/50)
〈魔法〉創造魔法Lv-- ステータス可視化Lv-- 探知系魔法無効化(on)Lv--
ん⁉︎〈MP〉ってまさか魔力量の事か?
もし、そうだとしたら凄い魔力量だぞ!どんな魔法でも撃てるじゃないか!
でも、よくよく見たら〈AGI〉とかが分からん。
んー....ステータスなんて多分開ける人間は俺だけだろうから分かんないんだよなぁ.....あ!
考えたら、俺のわからない事を説明出来る人間を召喚させたら良いんじゃね?よし!そうと決まったら早速召喚しよう!
----------夜 森深部
召喚するのはいいが、人の召喚なんて俺が多分初めてだ。それよりも、まずは創造魔法について調べないといけない。もしかしたら魔力量が普通の魔法よりも消費量が多いかもしれないからだ。
さてさて、ゴブリンは元からいないので安全に深部まで入れた。ここで少し、実験してみるか。
「まず....は...と」
俺は、簡単な鉄の剣をイメージして
「sowrd of iron!《鉄の剣!》」
まずは、イメージ通りだなそして.....
「裏ステータス」
そう言って、俺は見たい部分を見る。
〈MP〉0 (2500)
何も変わっていない。
どうしてだ?...もしかして、
「探知系魔法無効化off」
そう言ってもう一度ステータスを見る
〈MP〉2495/2500
「少なっ!」
俺が今反応したのは、魔力量の消費量が少ない事についてだ。
簡単に説明すると魔法のクラスはランク7まであると言われランク1の魔力消費量は20だ。これは、魔力水晶という水晶を使って何度も実験されているらしいのでそういう定理だとされ今では知らない人はいない程の常識だ。
そう考えるとこの鉄の剣はランク0なのか?
ランク0は生活魔法とも言われ簡単な火をおこすなどの魔法でこれは、だいたいの消費量は5だ。
そもそも、剣を召喚する事自体見られないからな。次は、ファイアボールを撃とう。
「fire ball《火の玉》」
イメージは地球でお馴染みの酸素を燃料にして火の威力を高めるというイメージ。そのイメージをすると、サッカーボールの約2〜3倍程の大きさになった。
流石に木々に撃ったら厄介なのですぐに消す、そして
「ステータス」
〈MP〉2490/2500
これもまた、5だけ減ってる。という事は、威力を高めて消費コストを創造魔法は抑える事ができるという事になる。
創造魔法強くね?
今日から中間試験の1週間前なので、1週間と2日ほど休むと思います。
試験やだよぉ〜!´д` ;
今回の席次は何番になるかなぁ〜?( ̄▽ ̄)