冒険者ギルド 「ギルド職員の仕事」
投稿遅れて申し訳ございません!
今後はこんなことがないよう気を付けます
依頼を探しに来る汗臭い男どもにとびっきりの営業スマイルをあびせて依頼を紹介。酒盛りのときには酒やつまみを運び、喧嘩が起きたら間に入り、涙を流す依頼者の身になって依頼を受ける。血と汗と涙であふれた男臭い冒険者ギルドに現れた女神。それこそがギルドの職員。
いやまあ男もいますよ。一応。
「誰がなる?」
ギルド職員に求められるのは営業スマイルが出来ること。事務仕事が出来ること。接客が上手なこと。モンスター、地理、気候、魔法、科学など様々な分野の知識を多く持っていること。出来れば腕っ節もある程度も必要と、かなり優秀な人がなるべき仕事です。民間からこんな人はよほどの物好きしか集まらないでしょう。普通こんなことが出来れば役人になれますから。なので、ここは引退した冒険者がなるものとします。
冒険者の仕事については幅広い知識と経験を持っていることは確かなので、読み書き計算が出来たりする人がなることでしょう。出来なくても、新人冒険者から金を取って訓練してあげる仕事をすればなんとか生活できます。
しかし! それでは見た目がよくない!
受付にはおっさんとおばはんばかりいることになるんです。理想の冒険者ギルド像である「若い受付の子」はいない。それでは画にならないのです。何としても優秀な女子職員を引っ張り込まなければ冒険者と読者がやる気をなくしてしまいます。そうなると冒険者ギルドの命運と小説が無事完結してくれるかが非常に危ういので、頑張って考えてみます。
「女職員が欲しい」
今回いろいろ考えてみたのですが……。どうしても女の職員を入れる方法が思いつきませんでした。前述したとおり、ここまで優秀な人材ならば役人になるなどしてもっと収入のある良い仕事につけます。なのでよほどの物好きしかこの仕事にはつきません。
これです! ピチピチの女子社員がレアなことを逆手に取ってしまえばいいのです!
ダイアモンドは普通の石があるから貴重なんです。どこもかしこも女子職員ばかりではダイアのありがたみが薄れます。レア中のレアである変わり者女子職員だからこそ価値があるのです。彼女が主人公に惚れてしまえばまさしく王道展開。
そうです。ヒロイン以外でピチピチの女子社員は必要なかったのです。まあ考えられなかった言い訳に過ぎないのですが。
ひと段落ついた(?)ところで、ギルド職員はどんな仕事なのかあげてみようと思います。
「ギルド職員の仕事」
案外いろんな仕事があったので実際には分担していると思われます。分担しないと不可能です。
①冒険者受付
依頼を探しに来る冒険者に現在残っている依頼を紹介します。または、依頼の完了報告を受けたりなどもします。机の上に書類や名簿や依頼リストを積み上げてあるのが想像できます。
②会計
報酬を冒険者に渡します。これまた書類相手の仕事で、計算や会計学の知識が必要となるためエリート職員の仕事と言えるでしょう。
③依頼者受付
依頼を出しに来る人を相手にする受付です。ゼニの交渉をしながら、少しでも多くの金を獲得します。ギルド経営の生命線なので、情を出すわけにはいきません。貫禄のあるおっさんがすることになるでしょう。
④教官
読み書き計算が出来ないので、金を取って新人を教育してあげるサービスを提供します。指導力に経験が必要で、ただ優秀な冒険者が優秀な教官になれるとは限らないことから、難しい仕事です。
⑤調理
酒を持っていったりつまみを作ったりする仕事です。あまり人件費をかけるわけにはいかないので、冒険者のセルフサービスなどで負担を削減していると思われます。ただ、引退した冒険者の中で「調理」の能力が高い人はそこまでいないでしょう。本業ではありませんから。なので、出来る料理も肉を焼く程度でしょう。
⑥研究者
モンスターとか魔法についての研究を行います。冒険者が集めた素材をもとにモンスターの弱点を把握したり、生息地や生態の研究をすることでより安全な狩りを目指します。引退した冒険者では、研究の才能は皆無の人が多いはずです。なので、この分野のみは一般の研究者を援助する形で経営されるのが妥当だと思います。形式上は特別職員みたいな区分で。
⑦ギルドマスター
国の重要人物との会談にも怯まず、冒険者ギルドの権利を守るために舌戦を行います。引退した冒険者と言っても、緊急事態には全冒険者を指揮して緊急クエスト達成に挑むほどの手腕が必要。全冒険者から一目置かれる存在であり、衰えた身だがその経験によって並の冒険者なら圧倒する力を持つ。知力に武力に人徳と、まさに冒険者を束ねるリーダー的存在です。
⑧あんなこととかこんなこと担当
いつも死が近くにあり、ストレスがたまっている冒険者たちの心のケアを行う。
……実際には男たちの欲望を満たすための仕事です。この方面については一般の店もたくさんありますし、別に無理にする必要はないです。
以上です。
冒険者が化け物集団ならば職員はエリート集団。現実の感覚なら別に普通と思うかもしれませんが、義務教育なんて存在しないブラックの中世でこの集団だから凄いのです。
もっと凄いのは、こんなにパーフェクトな人達が冒険者ギルドなんて微妙なところに入っているのもあります。
次回は最後の考察。商人・職人ギルドとのつながりを考えてみます。