遺書
これは、私の遺書になるのかもしれません。
私の家族、私の死で少しでもショックを受け悲しまれている知人の方へ
自ら命を絶つことをお許しください。
これ20年間の中でお世話になったことへの恩は後生まで忘れません。皆さんと共にした時間は私の宝物です。本当に感謝しています。
特に父へ、高い学費を払って大学にまで行かせてもらったのにも関わらず、こういった結果になりごめんなさい。ここまで育ててくれてありがとう。
兄へ
ここ数年、あまり話さないけど昔はよく一緒に遊んでくれてありがとう。奥さんと幸せになってね。
妹へ
お前は絵の才能がある。健やかに自分の心の声に従って生きてください。
誰も悪いわけではないのです。ただ、私の心が弱かったのです。
実は、中学生の時、母を亡くした時から人は何のために生きているのか。どうせ死ぬのになぜ私は、学校へ行き勉強しているのか。と日々を行動や人間の「生」への意義について考え悩んでいました。そして、将来、必ず訪れる死を考えるあまり、静かに日常をそつなくこなす傍らで、心の中は自暴自棄になり、疲れてしまいました。
誰も悪くはないのです。私のことはいち早く忘れて平穏な日常を謳歌してください。
それが唯一、無欲で無気力な私が望んでいることです。
ありがとう。
2020年 5月1日 周 玲翔
拙い文章ですが読んでくださりありがとうございます。コメント、評価していただけると泣いて喜びます。
ありがとう。