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1章節目 〜廃校になっちゃうの!?〜

初投稿です。

プロローグと2話投稿です。

良かったら読んでいって下さい。

 キーンコーンカーンコーン

 キーンコーンカーンコーン



「誠〜、ご飯食べよ!」

 

 4時限目のチャイムが鳴るやいなや1年2組のドアが勢い良く開き、人懐っこそうな女子生徒が顔を覗かせる。


 声の主は1年1組の弦谷祐美(つるや ゆみ)である。

 今日も双子の弟である(まこと)とお昼ご飯を食べるために、隣の教室まで足を運んでいる。


「良いよ。ちょっと待ってて。」


 誠はいつものように、鞄からお弁当箱を取り出して席を立つ。

 テンションが低いのは別に怒っているわけでも不機嫌になっているわけでもなく、いつも通りの光景だ。

 逆に姉の祐美はテンションが高く、どんな時も元気で友達も多いが、あまり友達が多くない誠を気遣っていつもお昼ご飯を一緒に食べているのだ。


 「今日は天気が良いから中庭で食べようよ!」


 2人が通う星海(ほしみ)高校は、昼休みの時間は中庭を開放し、生徒達がご飯を食べられるようにしている。


 星海高校は瀬戸内海に浮かぶ五丈島(ごじょうじま)の中心にある県立高校で、五丈島唯一の高校である。

 生徒数は147人で、本土までフェリーで通う学生はいるものの、その逆はおらず全員が島民である。



 2人が中庭に向かっている時、職員室前の掲示板に生徒が集まって、何やら騒がしくしている。


 「ねえねえ、どうしたの?」


 祐美が同じクラスの女子生徒を見付けて訳を聞いてみる。


 「ちょっと祐美、これ見てよ!」


 女子生徒に促されて掲示板を見ると



 ー 近年生徒数が減っており、来年度の入学希望者が規定数以上望めないため、来年度を持って星海高校は本土の緑山(みどりやま)高校に統合されます。2、3年生は予定通り卒業しますが、1年生は3年次にはフェリーで緑山高校に通うように。 ー



 「ええええええええ!!」


 祐美は持っていた弁当箱を落とし絶叫した。


 

コメント等頂けると喜びます。

それと、ここはこうした方が良いとかアドバイスも頂けると喜びます。

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