表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
きみに心奪われたまま  作者: 松石愛弓
6/19

ドキドキして、諒ちゃんのことしか考えられなくなる。


なんて、綺麗な男なんだろう…。


すごく自然に、私の腕を引き寄せ抱きしめる。


諒ちゃんの温かい胸、甘い瞬間に、心が溶けそうになる。


なんで、こんなに魅かれるんだろう。


あなたに触れると、理性を失ってしまいそう…。



「俺が守ってあげるから。何も心配しなくていいからね」

甘い声が、心に響く。


私、誰かにそう言ってもらいたかった。

諒ちゃんは、私の1番欲しい言葉をくれるのね…。


「どうしてこんなことになったのか、説明してくれる?」



        ◇


私は、数日前に会社で鬼瓦先輩がしたことを話した。


「そうか…。災難だったね…。この件は俺に任せて。

俺はちょっと調べてくるから、陽菜姉はシャワーでも浴びて眠っててくれたらいいよ」


諒ちゃんは、客布団を運んできてくれた。そのまま、玄関へと速足で歩き出す。


「えっ? 今から行くの?」

「こういう事は少しでも早く対処したほうがいいから。あ、それから」

くるりと振り向くと、真剣な顔で言った。


「俺、夜に仕事してるから、起きるのは夕方なんだ。悪いけど、朝昼は起こさないでくれる?」

「わかった」


諒ちゃんは、私の返事に安心したように、

「じゃあ、行ってくる」

笑って玄関を出て行った。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ