表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
きみに心奪われたまま  作者: 松石愛弓
2/19

 数メートル先で、強面のお兄さんたちの声が聞こえる。

 私が見つかるのなんて時間の問題。

 捕まったら、どうなるの?

 こんなことなら昨夜のうちに録りだめした連続ドラマ見ておくんだった。

 今日、食べようと思って残しておいた極美味アイスも食べとくんだったわ。

 ああそれから、初恋で幼馴染のりょうちゃんに、もう一度逢いたかったわ。もう何年も逢えてない。


「諒ちゃ~ん…」


「光栄だな」

 振り向くと、月光を背に佇む長身のイケメン。甘い笑顔で私を抱き上げた。


「久し振り。陽菜姉」

諒ちゃん…? 諒ちゃんだ~~!


「感動の再会の続きは、また後で。今は逃げるぞ!」

 次の瞬間、私たちはビルの屋上に居た。

 瞬間移動? イリュージョン?


「なっ、なんで?」

 このビル、10階はあると思うんだけど!

「あー…。俺、運動神経良くてさ。まぁ細かいこと気にするな。陽菜、アパートに帰れないだろ?うちに来いよ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ