遺跡のメイドの素材
「いや無理でしょ」
ミルシアの言葉に反射的に突っ込みをいれてしまう。
「大丈夫ですよ」
「いいんですか?!」
遺跡のメイドが快諾してしまいまたもや反射的に大声を出してしまった。
「はい構いませんよ」
「簡単に譲渡されてしまう私は一体……」
【XXXU-0W21S】は見た目にはわかりずらいがおちこんでいる。
「えー…っと名前は……」
「【XXXU-0W21S】です」
「言いにくいですわね…」
「私達には個体を識別する名前は持ち合わせておりません」
「そもそもそれはどういう意味ですの?」
「それは製作者のみ知る事となりまして、私どもは把握しておりません」
「そうですわね、ゴーレムも文字列があるだけで読めなかったり意味不明なものばっかりですもの仕方ありませんわ」
「ご理解いただきありがとうございます」
「それで私はどうなるんでしょうか」
「私の物になるのよ!」
「はぁ、わかりました、では私の運用に当たり、整備や補給などは大丈夫でしょうか?、私の場合内部電力の持続時間は非戦闘状態で120時間、戦闘状態では最大出力で約30時間以下となります、また損傷した部分の修復は私は行う事ができません、現在機体のほとんどの部品の劣化が多いため、活動に支障が出ると思われます」
「ええぇっとぉ」
ミルシア は 混乱した▼
「要は機体はボロボロだけど直したり維持出来るかってこと」
「あ、あぁぁぁあああ!、そうですわね解りましたわ……、ちなみに装甲などの素材はなんですの?」
「はい、外部の装甲部分と内部フレームなどはアルレリオ系カーボン複合合金と重チタニウム複合合金の混合です、他は…」
「あーはいはい、分かりましたわ!、私には無理だと言う事が解りましたわ、ユウキはできますの?」
「いや、機械系はそもそも知らないし、なによりその使われている素材を聴いたことがないよ」
「そう…ですか」
「そう…ですわよね」
ミルシアと【XXXU-0W21S】の2人とも同じように落ち込んでいる。
「何か別の素材で代用できないかな」
「そうですね、単純な行動であれば最悪戦闘しなければそこまで強度はなくてもいいかと思います」
「ちなみに魔力系の技術は使われていますか?」
「魔法系は技術素材も共に一切使われていません」
「ま、魔術が使われて…ない…」
ミルシアはありえないと言ったような表情で声を上げる。
「はい、私たちは機械ですので魔術等をを使用することはできません」
遺跡のメイドが申し訳なさそうに答える。
「ここでなら何とかできますの?」
「そうですね…特殊合金はもうありませんが、ここで精製できる金属で代用できるかと思います」
「じゃあまた此処に来れば問題ないですわね」
「そうですね、代金はかかりますがよろしいでしょうか」
「ええ、鉄5キロ揮発油10キロ鉄礬土10キロでよろしいかしら?」
「はい、その量で充分にメンテナンスが可能です」
自分が関西人なので主人公の前世も関西人なのでたまにノリを思い出してして突っ込みやボケを入れてしまうのが玉に瑕。
ちなみに鉄礬土はボーキサイトの事です。




