設備の一部
「空気清浄機?」
大気汚染はこの世界では魔法による物しかないので空気清浄機という言葉には馴染みがない。
「はい、汚染された空気や空気中の小さなゴミなどを掃除して綺麗にするための機械です、最も今は定期的に動作確認するだけで余り使用はしていません」
「そうですの、あまり便利そうではありませんわね」
「そうですね、こういった物は使う機会が無い事が一番です、では続きましてはこちらです」
空気清浄機から壁一枚隔てた場所に大きな機械が並んでいる。
「こちらは迫力がありますわね」
「こちらは発電機になります、こちらの設備でココの全てのエネルギーが賄われております、そしてここの施設の中で一番大きな設備になります」
「心臓部みたいな感じですわね」
「はい、こちらの機械が止まれば全て設備が停止してしまいますのでいちおう予備の発電機もございます、ちなみに仕組みについては私達めは把握しておらず、また外側の整備しかしておりませんがずっと動き続けております」
「かなり複雑そうですのね」
「はい、私達がいくら解析しても原理がわかりませんでした、おそらくですがいくつもの時代、文明の技術を使って作られていると思われます」
「とにかく凄いことは分かりましたわ!」
「いや、フツーに凄い技術だよ、あれ永久機関だよね?」
「永久機関?」
「そこにあるだけで永久的にエネルギーを作り出すことが出来る物のことだよ」
「それはすごいですわ、しかしこの大きさではロボットにした時にはかなりの巨大になってしまいますわね」
「いや、解析できてないって言ってたから作れないしあれでロボットを作れないよ」
「確かにあの大きさの機械?を量産するとなりますとかなりのお金がかかりそうですわね、まぁ私にはユウキからもらった相棒ともいえるゴーレムがありますから問題ありませんわ」
「私達はここの設備のメンテナンスは可能ですがこの機械と一部の機械の部品は複製ができませんので申し訳ございませんがお渡しすることができません」
「そうですの…」
遺跡のメイドからも渡せないと言われてしょんぼりしてしまったのを見て申し訳なさそうに頭を下げる。
「仕方ありませんわ、では次のを見せてくださるかしら?」
「はい、かしこまりました次は食料プラントになります」
次に見えたのは巨大な水槽がいくつか機械につながれている。
「食料プラント?」
「はい、こちらでお客様に提供する食事を生産しております、現在は昼食を生産しているところです」
「よくわかりませんが調理場でよろしいですよね?」
「はい、その認識で問題ありません」
遺跡のメイドに連れられていくつかの設備を見て回って行った、ミルシアはわからないながらも感動しながら解説を聞いていた。
ここで出される食料は全て合成されたものなので味が変わることはありません。




