予定は未定
「私をのけ者にして皆さんでお茶会ですか……」
笑顔のまま言葉を放つ、どうやらお怒りの様子だ。
「お、おぉぉおぉお嬢これはででですね…」
3人いるメイドの内一人だけ明らかさまに大きく動揺をしている。
「まあまあこれ飲んで落ち着いて」
まだ残ってる緑茶をコップに入れて渡す。
「まあ……、いただきますわ」
少々乱暴にユウキからコップを受け取ってから念入りに冷ましてからゆっくりと飲み始める。
「あら、コレは?」
「どうかな?」
「なかなか珍しい紅茶ですのね」
「これに免じて見逃してもらえないだろうか?」
「ユウキ、あなたから言われてしまえば仕方ありませんわ、メイドの事は不問に致しますので、もう1杯いただけませんかしら?」
「はいはい」
雰囲気がようやく柔らかくなったミルシアにおかわりの分を渡したあと、忘れていたマキナを起こして朝食にした。
「そういえば今日はどうするの?」
朝食も終えて食後のティータイム、どうやら緑茶の事を気にったようだ。
「そうですわね、わざわざ長旅で来る価値はありましたけど、正直長居する程ではありませんでしたわ、一応予定では明日に帰るつもりでしたし、一応館内を適当に散策いたしましょうか」
「異議なーし」
「私はゴロゴロしてるー」
「はいはいマキナはこういった物に興味ないもんねー」
「まあ、一日ごろごろするのも悪くはありませんが」
「じゃあ飲み終わったら行きますか」
皆時間をかけて飲み終え、のんびりと遺跡を散策する、いろいろ探索したが変わった形の旅館程度でしかないため早々に飽きてきたようだ。
「あまり見て回る物はありませんでしたね」
「そうだね、強いて挙げるなら玄関にあった大きな絵とあとは人の気配が全くないことかな」
「そうですわね、メイドのロボットも見かけませんし…」
「試しに呼び出ししてみる?」
「そんな事できましたっけ?」
「いや、部屋に呼び出しのボタンあったじゃん」
「部屋まで戻るのですか、いない以上仕方がありませんわね」
「ところで呼び出して何聞くの?」
「そうですわね、まず料理が何故突然テーブルに現れたかとかそもそもこの辺境で食材の調達はどうしてるとかですわね」
「確かに気になるね」
早速部屋に戻ろうとするが。
「まぁゆっくりと行きましょう」
ミルシアの体力が残り少なくなっていた。
貴族生活のミルシアの周りには体力と持久力を求められる職についている人しかいないので1人だけバテているような感じです。




