他の転生者
「メイドさん達が変に警戒してるせいで寝れない……」
ユウキは他の人達が熟睡している中、メイドの1人が周囲を警戒しているため全く寝つけずにいた。
「いっそ探索するか」
ベットで何度も寝返りしても眠れないため、暇なので遺跡内部を探索することにした。
なんとかメイド達に気づかれないように部屋から抜け出す、遺跡の建物の内部はけっこう広く一晩ほどの時間なら潰せそうだ。
若干迷路っぽい通路を適当に進んでいく。
「やっぱり私から見たら、近未来の高級旅館って感じだな、いくつか変だけど」
「やっぱりそうだよねー」
当たり前のように後ろから男の声で相づちが聞こえてくる。
「同じ方向に進んでた訳じゃなくてやっぱり私を尾行してた?」
「いつから気づいてた?」
柱の陰から若い青年が出てきた。
「とりあえず最初から」
「うーむ…上手くついて来たつもりなんだけどなぁ」
「一般人なら普通に騙せてましたよ」
ただ気配を消した程度ではユウキを欺くことはできない。
「そっか、ならいいや、ところでさ」
「ん?」
「ここ見て近未来って言ったよね」
「ええ、まぁ」
「もしかして元日本人?」
「てことはそちらも?」
「久しぶりに同士にあえたよー」
先ほどまで心の壁があったが同じ故郷の人間だと知ると一気に距離が近づいたように接近してくる。
「そうですか、私の学院には私を含めて少なくとも3人は居ますね」
一気に近づいてきた青年に対してユウキは1歩引いて回避する。
「だから僕がテンション高いのに君は低くいんだね、ついでに身長も」
「私は10歳だからね低くいのは当たり前でしょう、まだまだ発展途上です、これから伸びるので問題ありません」
「マジかよ、あっそうだ僕ねー実は商人やってんだよ、ハセガワ商会って聞いた事無い?」
「いえ全く」
「あーやっぱり、こっちにはまだこっちの方面には商売してないからね」
「それじゃあ解らないわ」
「その道じゃあ有名なハズなんだけどなぁ」
「私はただの学生なんで知らないんですが」
「そっかぁ、じゃあ何か商品買ってよ、あ物々交換でもいいよ」
「いや、特に欲しい物は無いのですが」
「いやいやソコをなんとかさぁ、せっかく日本人同士なんだからさ、同じ故郷のよしみでさ」
「じゃあさ、何があるの?」
別にどの道でも有名ではありません。




