食料事情
「買い物行こう」
「私も行く」
暇なので適当に冷蔵庫を開けると食料が少なくなっていたので補充するために学校近くの商店街に買い物に行くことにした。
「食材以外買う気ないよ?」
「それでもいく~」
「じゃあいそいで支度してね」
「はーい」
マキナは大急ぎで用意を始める。
「準備完了!」
「買い物行くだけなのにオシャレするか?」
「お母さんはしなさすぎるよ」
「オシャレするお金があるなら飯に使う」
「えーもっと可愛くなろうよぉ、元も良いんだしさぁ」
「最近より人に興味無くなった」
「じゃあなんでゴーレム好きの人とはたまに一緒にいるの?」
「それはマキナに理解出来なかった趣味を理解してくれるから、そもそもゴーレムの話題でしか一緒にいないよ」
「そうなんだあーでも良かった…」
「なんで?」
「もしゴーレムがお金がかかる趣味だったら絶対に貯金すっからかんだよね」
「それは正解」
ユウキとマキナの食費だけでもかなりの額なので
学園の近くにある商店街は他の生徒や教師も多く利用している。
「お、アーノイドじゃないか!」
「あ、八百屋のおっちゃん」
「今日は良いレモンが入ったよー」
「へーレモンかぁ」
「今なら一篭250でどうよ?」
「んーでもレモンを使った料理はあんまり知らないしなぁ」
「そうか俺も知らん!」
「デザート位しか浮かばないし、レモンはいいからそれらちょうだい」
「あいよ、毎度あり」
複数の野菜を指定して纏めてもらう。
「じゃあマキナ持ってて」
「え、…この量?」
「そして一旦帰宅して冷蔵庫に入れてきて」
「あーうん」
マキナは急いで一度寮に戻り大量に買った野菜を寮にある冷蔵庫に入れ再び買い物向かった。
「あ、アーノイドちゃんじゃない!」
商店街のほぼ中心にある肉屋の店員に声をかけられて足を止める。
「肉屋のおば…お姉さん」
「私はまだおばちゃんって言われる年齢じゃあないわよ」
「エルフだもんね、でも人だったら……」
「あれ?、あなたに私の年齢教えたっけ?」
「そんな事より豚のバラ肉2tと海牙鳥の肉を3t下さいな」
「いつも思うけどさぁ、」
「なに?」
「店の仕入れみたいだね、毎回毎回、しかも寮で2人だろ?、よく食べきれるねぇ」
「ねぇ、私は赤戦牛の肉がいい」
「そうだよ、豚バラとか海牙鳥のやっすい肉よりもいい肉買いなよ」
「高い肉買ったら食費が持たないよ」
「え、でもお金なら…」
「1年」
「え?」
「赤戦牛とか買ってたら1年も行かない内に蓄えが底をつく」
「え、でも…」
「確かに前みたいに毎日仕事してたら高い肉を毎日食べる事が出来るかもしれない、でも学校がある状態で高い報酬の仕事をうけることは出来ないしむしろ学費がかるし、しかも前沢山お金使ったよね?」
マキナは返す言葉が見つからないのか汗を流しながら黙っている。
「それとも私の料理に不満があるの?」
「それはない!」
「じゃあ良いじゃん」
「う、うん」
「おーいいねー、いつも肉を大量に買ってくれるのもあるし少量だけど赤戦牛の肉をおまけしよう」
「ありがとうございます、でもおかしいっていうならそっちもでしょ?」
「まあね、肉屋やってるエルフって…」
「別に嫌じゃないでしょ」
「まあね」
合計5tの肉はあとから配送してもらう手続きを終え、他の買い物を終えマキナに文句言われながら買い物を終わった。
エルフの人が肉屋を経営している理由は嫁いだ先が肉屋だったからです。
この世界のエルフは草食寄りの雑食なので肉も食べられます。




