進化?神化?
(……で、何なのさこれは?)
ユウキの身に起こっている変化は今までの物よりも一番神々しく、我に返ったハズなのに体の主導権は誰かが持っており、どこかに向かって真っすぐ向かっていた。
ユウキ自身もどこに行くかわからないまま突き進んでいき、ついに東京のどこかの建物に降り立った、周囲に見えている人の身なりからおそらく一等地と思われる場所に勢いよく直立で降り立ったようだ。
(どこココ?)
ユウキが疑問を口にしたつもりだったが、口は開かなかった。
「人の醜き欲はどこも変わらぬか……」
口から出た言葉はとても悲しそうな声をしている、小さく発した言葉だが、その場にいる全員が聞き取れた。
「君は誰なんだね?」
ユウキはいまだに後光が出ているので、人々が遠巻きに見ているが、恐らく偉いであろう年老いた男性がユウキを若干見下しつつ質問してきた。
「……、あぁそうだね」
ユウキはどこかを見上げた後に話しかけてきた男性をを一目見ると、男性は形が維持できず崩れ落ちた、その光景を見て何人かが悲鳴を上げて逃げ出そうとするも、一歩踏み出した途端に泥になって崩れていった。
「これでも、救済か……、後は、そうだね焼こうか……」
もはや誰と話しているか分からないが何か決まったようでいくつかの建物を燃やしてからマキナ達の元に戻ってきた。
「ただいまぁ……」
着地と同時に後光が無くなり完全に主導権が戻ってきたが、今までにない程の疲労感が襲ってきたため、食欲の衝動で体を動かして、キャンピングカーに保存食を全て平らげる。
「お帰り、お母さん」
何をしたかは分からないが、何か大きな事をやったのだろうといのはわかるので、マキナは何も言わずに食料の開封などをしてユウキの食事を手伝った。
「あの、ユウキさんは一体何があったんですか?」
「んー、よくは分からないけど極限までお腹がすく事をやったんじゃないかな?」
「そう、なんですね……、食料無くなっちゃいましたね」
「確実に足りないけど疲れて寝ちゃってたね、じゃあ私達だけで配信と食料の調達しよっか」
「そうですね」
(というかさ、さっきあの状態って何なの? 終わってからめっちゃ腹減ったしストックの食糧全部食べちゃったし……)
(正直私もわからないんですよねぇ……)
(そうですねぇ……)
伊邪奈美もカルラもよくわかっていなかった。
(えあれってユウキじゃなかったんですか?)
(いやいやいや、何やってたか分からんよ、てかその直前から乗っ取られてたし……)
(でもココにはいないですよね……)
(もしかしたらユウキの別側面かもしれません……)
(……ドユコト?)
(ほら、私はマイナー過ぎてないのですが、神社には和魂と荒魂で同じ名前の神様が別で祭られているじゃないですか、それかもしれないです)
(私にぃ、和魂と荒魂がぁ……?!)
(ほら、既に神格は私とカルラさんがいる事ですし……)
(じ、自分の変化、というか進化に自分が追いついてない……)
(進化というか神化ですね♪)
いつの間にか生えてきたユウキの新形態の説明するのに悩みすぎて時間がかかってしまいました。
何なんですかね、アレ




