表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に転生して性転換したけどとりあえず生きてる  作者: 仙人掌


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

275/392

得物はナイフ?

ニキを全力で走らせたので今日はもう終わりで良いだろう、

「はい、おつかれさまでした、今日は初日ですし軽めで終わりにしましょうか」

「マジ、か……」

 ニキにとっては初めての事だったのだろう、能力を見極めるためのテストでもうバテていた。


 この日はもう遅くなっていたので依頼者の経営する宿泊施設に無料で泊めてもらう、用意も何もしていなかったマキナが助かったのはありがたい。



翌日……。

「では本日も特訓をしましょう」

「うっす!」

 昨日のような見下した態度もなくしっかりと指示を聞く姿勢になっている。

「まずは体を動かす前に方向性を決めましょう」

「ほうこうせい?」

「そうですよ、どんな戦い方をするかとかどんな戦術を軸にするか、です」

「戦い方かぁ~」

 顔を見上げていろいろ考えているようだがハッキリしていない感じだ。

「では普段使いしたい武器はなんですか?」

「それはもちろんコレだ!」

 ニキが自慢げに取り出したのは刃渡りが50センチほどある刃物だ、反りも無くまっすぐな刃物だ、名称はナイフでいいのだろうか。

「うーん、分かりました」

 少し長めのナイフではあるがナイフの使い方をメインにすればいいだろう、昨日破壊した物よりも作りがしっかりしていそうで彼女の専用武器なのだろう。

「ではちょっと待って下さいね」

「?」

 骨を変形させてニキの持っているナイフを再現する、それを懐から取り出して見えるようにだす。

「すげー、師匠も持ってるんだ!」

「今回は教えるという事でいろんな武器を持って来たんですよ」

「ってことは他にもあるのか?」

「ええ、ありますよ、ではこの手の武器を使った戦術ですが」

 自分の武器をしっかりと持ってワクワクとして表情している。

「ですがまずは基礎体力です、貴女はもう少し体力が必要です、それから瞬発力、、ナイフなど小型の武器を持つなら動き回る必要があるのでそういった能力も大事です」

 基礎体力と言った途端にシュンとし始める、猫の獣人だろうし素早く動き回って手数で攻めた方がいいだろう。

 と言っても獣人の特訓はよくわかってないので人間の物をベースにしつつ無理しないようにしておく、全体的な筋力や柔軟性は高めだが、持久力は少し低い印象だ、見た目の年相応でいいのならギルドに登録して低ランクの依頼をさせて地道にさせれば良いのだろうがそうもいかないだろう。

 ひとまずは一瞬で距離を詰められるようになればいいだろうか、強くするという曖昧な表現なのでゴールが見えてこないがやれるだけやっておこう。

人と獣人の違いって何なんですかね?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] ドラゴンの骨で作ったナイフ…… 人と獣人の違い……耳!尻尾!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ