学生の日常
「こんな事を言うのはおかしいですが久々の登校はどうでした?」
「うーん、なんか新鮮だった(笑)」
授業が終わり、ユウキとミルシアはギルドのカフェスペースで時間を潰す、優秀者を集めたマキナのクラスは授業が他のクラスよりも長いため適当に飲み物でも飲みながら時間を潰していた。
学校ではなくギルドのカフェにいるのはユーフェミアも一緒にいるからだ、といってもユーフェミアはまるで上司を前にしているみたい真っすぐに座って言葉を話さずに聞く姿勢になっている。
「あなたの本業は学生でしょう?」
「いやいや、学生しているだけじゃ生きていけないからね、働いてお金を稼がないといけないですから」
「私知ってますわよ、孤児だったり貧困の学生でも備品や食費の免除だったり学業と両立できるアルバイトの紹介があってそれで学生生活ができる事を!」
「知ってるよ、でもそれって私は対象外なんだなぁ」
「何故です?」
「ギルドで稼ぎ過ぎて所得が多くてさぁ、無理っぽいんだよね」
「は?」
「いやぁ、後で知ったんだけどね、手続きの諸々はさ、レティさんがやってくれていたからさ、そこんところ分かんなくてさ、後々で知るっていうね」
身内に役所系の手続きができる人がいるのは便利だがいつの間にか全部終わっていたりする事があるのでユウキの知らない間に終わっていた事は沢山あったりする。
「でしたら仕事の減らしたりはできないのですか?」
「それが出来たら苦労はせんよ、軍のアレとかほとんど強制みたいなもんだし、ていうかゴーレムの開発させてた人が言うセリフかい?」
「ゴーレムの発展には犠牲がつきものですわ、例えそれが大きな物だったとしても……」
「私の出席と学校生活は犠牲になったのね」
「そう、私は友人の青春を犠牲にしてまでも完成させたいものがあるのです! ……いえ本当にごめんなさい」
「別に楽しかったからいいよ」
もともと最初の方から浮き気味だったこともあって最初こそ驚かれたもののそれから反応があった訳でもなく普通に過ごす事になった。
「というかユーフェミアは何でそんなに緊張しているの?」
「い、いえ、その……、視線が……」
「視線?」
ユウキは首を動かさなくても周囲が見渡せるので見渡してみると、確かに周囲のほとんどの人がこちらを見ている。
「そりゃあユウキが2人いれば見るでしょうに」
「あぁ、場所移すか」
「私の為にすいません」
「別にええよ、見世物じゃないからね、じゃあとりあえずレティさんところにしよか」
とりあえずでギルドマスターの私室には普通行かないのだが、そこはユウキなので許されている所がある。
「あ、マキナきたらレティさん所にいるって言っといて」
「はいはい、てかそこ娘誰なの、ユウキちゃんにそっくりだけど?」
とりあえず顔見知りの受付の人に伝言を頼んでいく、この人ならマキナを見つけ次第すぐに知らせてくれるだろう。
「私の何代か先の孫だよ」
「あ、どうも」
「え、どゆこと」
この世界の学校って最初の頃に書いたハズなんですけど義務教育なんですよ、なのでいろんな身分の人がいます。




