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異世界に転生して性転換したけどとりあえず生きてる  作者: 仙人掌


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今は無理でも未来でなら行ける

「宇宙ってそんな所にいけますの? というか何で宇宙に行く必要がありますの?」

「作り方自体なんだけどさ、無重力じゃないとできないっぽね」

「なんで無重力が必要なんですの?」

「ほら、重さってさ物混ぜる時に偏るじゃん?」

 ミルシア達が首を傾げている、宇宙が無重力だという事は分かっているようだが、無重力と重力がある状態の違いにはピンと来ていないようだ。

「混ぜてしまえば混ざるのでは?」

「あーえっと水と油って混ぜられないじゃん」

「そうですわね」

「あれって水が油より重いから分離してるじゃん、でも宇宙だと重さがないから分離しないんよ、それの金属版だと思えばいいよ」

 ちなみに水と油は重さが違うのとそもそも分子の構造が違うので混ぜる事ができないようになっている。

「ふーん、確かに宇宙でしか作れないでしょうね、それでその宇宙というのはどうやって行くのですか?」

「えっと空かな」

「あーうん」

 上を指すとミルシアは諦めていた。


 流石に宇宙までは対応していないのでどうする事もできないなぁ、と思っているとふとユーフェミアと視線があった。

「行ける?」

 上を指してユーフェミアに聞いてみる。

「……多分」

 自信はなさそうだが行けるようだ。

「なんか技術的に難しいとか?」

「えっと大量に魔力が必要で、私だけじゃ賄いきれないほど魔力が……」

「じゃあその魔力さえあればいいんだね」

「まぁ、はい、……本当に行くんですか」

 なんだその技術的には可能ですみたいな言い方は……。

「行きたくないのか?」

「まぁ、あの、落下が嫌で……」

「あぁ、なるほど」

 高所恐怖所なら仕方ない、いつかは克服しないと行けないだろうがそれは今ではないだろう。


「じゃあ私でも行けるかな?」

 ユーフェミアが嫌がっているなら行くしかないだろう、それに今回はユウキに対して依頼された物なのでユウキが行くべきなのだろう、というかそもそも宇宙に行って生成までしないといけないので、ユーフェミアだけ行っても意味がないだろう。

「え、あ、ハイ行けます」

 ユーフェミアが行かないと分かった途端に元気を取り戻していく。

「それでどうやって行くの?」

「一応宇宙まで行く打ち上げようの魔法は構築できるのでそこはお任せください」

 ユーフェミアが元気になって外に出る、それから胸元からペンを取り出して地面に魔法陣を書いていく。

「あ、後1時間ほどかかると思うんでゆっくりしてて下さい」

「そんなに時間がかかる魔法なのね、じゃあその間に魔力溜めておきますよ」

「お願いします」

ユーフェミアの時代でも宇宙旅行は一般化していません。

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― 新着の感想 ―
[一言] マスドライバー的な射出方法だったり
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