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異世界に転生して性転換したけどとりあえず生きてる  作者: 仙人掌


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いつの間にか恒例行事に

「食べ過ぎた……」

 後悔しているのは食べ過ぎた事による大きな出費だ、新人の1月分なのでまだ耐えられるがこれが毎日続けると一瞬で蒸発してしまう。

 今回は隊員の攻撃を全て受けたり走ったりと攻撃を全て回避してしたりして大きく消耗していたようでこんなにも消耗したのは初めてかもしれない。

「コレじゃダメだな」

 自分自身が関わる訓練は極力行わないようにしようと決めたのだった。



「ぬあ?」

 間抜けな声と共に目が覚めた、いつの間にか寝ていたようで外を見ると太陽が昇り始めており目の前には隊員達の訓練メニューが細かくまとめられており、ユウキが訓練に参加しなくても指示さえ出せば何とかなるようになっていた。

「え、誰がやったの?」

(さあ?)

 カルラも分からないようで首をかしげていた。

「フィアは?」

(いやあ分からん)

「他は? ていうかお父様がやった?」

(こんな面倒なやっとらんよ?)

「え、誰? ラクネラさん?」

(つい楽しくなっちゃって……)

「ラクネラさんってこういうのが得意なの?」

(別に、私はそもそも科学者だしこの時代の戦術については全然知らないわ、適当に貴女のお父さんやミネルバの記憶だったりここ数日の記憶から作ってみたら思った以上に白熱しちゃってね)

「そうだったのか……」

 戦術について全然知らないと言っているがまったく詳しくないユウキでさえ完成度が高い物になっていた、父やミネルバも関心してメニューを見ている、どうやら2人からしても完成された物のようだ。

「じゃあ有難く使わせていただきます」

(この程度でよければどうぞ)

 ラクネラからすればノリでやった程度なので使われるのは別にどうでもいいらしい。


 ラクネラのメニューは効果は抜群で隊員達が目に見えて分かるほどに成長していた、そこのメニューには何故かユウキも含まれており、隊員達と一緒に指示を出しながらトレーニングをしている。

 ユウキのトレーニングは極力体力を使わないようになっている、それに隊員達に対しても適切なメニューになっており能力の均一化ではなく個々の能力を伸ばすようになっておりかなり尖った部隊になっていっている。

 もちろんこのままでは部隊として機能しないので統一した動きについての訓練もする、その時はユウキも参加するのでそういった日は大量の食料が必要になる、その日は事前に知らせておき余裕を持たせて仕入れているがユウキはそれらをすべて平らげる、そんな事が定期的に行われるので恒例行事になりつつある。

 それについても不定期だと困ると通達があったので週末に行う事になった、食堂が大量に搬入されると隊員達や他の人達が週末を感じるようになったという、なおラクネラの完成されたメニューを出したことが評価されたのでユウキの食費が少額で済むように取り計らってくれた。

ラクネラって頭良いんですよ、それこそ途方もない時間を生存できるような魔法を作れるんですよ、でも本人はそんな事を気にしてないようです。

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― 新着の感想 ―
[一言] 食べっぷりを見た他の人の食事量も増えそうだよね
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