よしこうしよう
「とりあえずはこれで完成かな……」
「これで家族を……」
ああだこうだと話し合って何とか作成が完成した、それでもまだ完全に決まった訳ではないが既に実行する気でいるようだ。
「それでいつ決行だ?! 今だろう?」
「まてまて、ちゃんと上に許可がいるんだよ、待て!」
今にも飛び出そうな3人を抑えてとにかくミルシアに報告に行く。
「ボツ」
「知ってた」
3人の家族を思う気持ちが焦るあまりに、救出というよりも強襲といった方が言えるような物に仕上がっていた、ユウキは勢いに任せて行けるとか思ってしまったが改めて見てみると、なんでこんな作戦になってしまったのか頭を抱えてしまう。
「とりあえず戦闘にならないようにしなさい、もし戦争になったらあなた達が責任を持ってくださいまし」
「……具体的には?」
「貴女の小隊で一国を落としてもらいます」
「すいませんでした」
おそらくフィアが本気を出せばできそうではあるがその後は確実に世界を敵に回すことになりかねないので辞めておこう、そもそも現在はフィアには戦う気がないのでユウキが単独で戦う事になるのでかなりしんどい事になる。
「ですが、少し変更すれば戦闘は回避できるのでは?」
「……確かに、私って軍師とかそういうの向いてないな」
「貴女の場合は直感で動いてる所もあるのでしょう?」
「そうだね」
「そもそもそういった物は最初は学ばないといけない物ですわよ、せっかく長い歴史があるのですからそれらを参考にしないと」
「まだ12歳だよね」
「それはお互い様でしょう、変な責任を持ってしまえば誰でも変わってしまうものですわよ」
「なんか悲しいね」
「そうでもありませんわ、少なくてもこうしてゴーレムを愛でる事が公式にできますし、何も悪い事ばかりではありませんわ」
「相変わらずゴーレム好きだね」
「それが私たる所以ですわ」
「そうだね、とりあえずミルシアの言ってた少し修正して実行してくるよ、部下たちはどうも1秒も惜しいみたいだし」
「わかりまし、くれぐれも気を付けて」
「ありがと」
「……さて行きますか」
作戦はとりあえずできた、あの3人がちゃんと動いてくれれば成功してくれるハズだ、自分は外で待機するだけだ。
3人をゴーレム用の輸送車両に乗せて移動する、この車両は特注で1台しかないので慎重に運用しなければならない、ユウキの小隊には3人の獣人がいるだけで他の人員がいない、そのため車両の運転もユウキがしている。
ゴーレムに比べれば簡単なので何とか運転できているが市街地など複雑な道になるとできないだろう。
「改めて確認するけど、つれてくる家族は何人いるんだ?」
「5人であります」
「3人であります」
「4人であります」
合計で12人、ということはこの車両に搭載できるゴーレムは1体だけだ。
「私はその家族の顔を知らないので必ず一緒に来る事、個別に来た場合は殺されると思え!」
「了解!」
「それでは作戦、開始!」
家族のことがあるので変な事はしません。




