基本的に肉食
ギルドに入ってから5年間が経過した、初めは2人とも龍の力を制御できずにいたが、依頼を済ませる中で徐々に身に着けていき、今では突発でない限りは制御できるようになっていた。
龍の力もあって討伐系の任務ならゴリ押しが効くのでそれでそれで生活費を稼いでいった、ついでにギルドの最高であるSランクを取得しギルドでの最年少記録をとってしまった。(ちなみに最低はGランクである)
そしていつの間にか2人には二つ名が付けられ、ユウキが黒い天使、マキナが青の悪魔と呼ばれている、ユウキはいつも黒い服をよく着ており小さくて黒い姿は遠目でもわかることから黒のイメージがつき天使はただ単に可愛いからだそうだ、マキナは綺麗な青髪が特徴的であるため青、悪魔と言われる所以はマキナは主に水を使った攻撃をするのだが、その攻撃方法はかなり残虐で思わず敵側に同情したくなるような程、それをを平然とやってのけてしまうため、また天使とちょうど対になるのでちょうどいいという理由で悪魔と付けられた。
ちなみに名づけたのはレティでユウキ達に拒否権はなかったらしい。
この国では10才から3年間の義務教育があり国民は戸籍で管理されているため当然2人とも学校に通うことになった、2人は明日の入学の準備に追われていた。
「お母さん、学校の準備終わった~?」
ギルドで生活を始めてからは借りている部屋というのもありユウキは物をなるべく多く買わないようにしている。
「とっくに終わってるよ」
「じゃあ私のを手伝って~」
「はいはい」
それに対してマキナは自分で稼いだ内の半分以上は服やおしゃれにつぎ込んでおり部屋のほとんどがマキナの私物で埋め尽くされている。
「やっと終わった~ありがと~お母さん」
「はいはい、明日に備えてもう寝るよ」
「はーい」
早朝…
「お母さん!お母さん!朝だよ朝!、起きて早く!、学校に行こうよ~!」
「ん~…あと5光年…」
「お母さんそれ時間じゃなくて距離だよ~」
「ナイスツッコミ…zzz」
「お母さん二度寝しないで起きてよ~」
「んん~…起きた、…て日の出かよ」
魔法を使い無理やり目を覚まさせて時計を確認してみると現在の時刻は5時20分、ついでにユウキのいつもの起床予定時間は7時半頃である。
「朝には変わりないでしょ」
「はぁ~魔法使って目覚ましたのに日の出て、もう眠くないし、かといって時間はあるし…」
「私達が一番乗りだよ」
「はいはい、朝飯作るからちゃんと待っててね」
「はーい」
「できたよ~」
冷蔵庫にある食材をすべてかき集め朝食を完成させた。
「あれなんか多くない?、特にサラダ」
サラダの分量にかんしてのみ6人前分相当はある。
「だって、学校は全寮制だからしばらくギルドに帰って来ないから残ってる食材は使い切るの」
「あぁ、だからサラダだけ多いのか」
ほら、5歳の主人公って動かし辛いやん?




