地下の掃討
「あー、当たりたくなかった、だから一番最初に来たのに……」
レビィスがどこかに到着するないなや落胆したようで強張っていた肩がゆっくりと落ちていく。
「あえて聞きますけどどうしたんですか?」
「あ、あぁ……ここって私の記憶が確かなら教会の真下のハズだ……」
落ち込んでいるレビィスを横に押しのけて様子を見てみると、修道服を着た人が数人とそれと敵対しているよな格好の人たちが談笑していた。
「アレって私たちの敵対組織で間違いない?」
「あの人達は間違いないですね、やってしまいましょう」
スパイの人に聞いてみるとノリノリで話していた。
「いやいやまってほしい、少なくても1人は残しておいてほしいんだが……」
「しょうがないですね、ユウキさん1人だけ残しておいてください」
「いや、元から残す気だったし、尋問したりしないの?」
「そういったモノは既に終わってるんですよねー、だから私しか派遣されないんですよ、戦力はユウキさんがいますし」
「あんたも苦労してるんですね」
「仕事なので別に?」
「……とりあえず行ってきますね」
スパイの人と認識の違いで辺な気分のまま始末を始める、薄暗い洞窟なので大きく人の形から逸脱しなければ怪しまれないだろうと目論む。
服装の配色は元々黒いのを利用して談笑している人たちの端から順番に始末していく、腕を鋭利に変形させて貫く、貫いたあとにすぐに抜かずに水分を抜き取り確実に殺していく、変形させた腕の内部から水分を抜いているので水しぶきが飛ぶ事もなけでば瞬時に水分を抜き取るので声を上げる暇もなかった。
1人辺りに時間は5秒で終わるので確実に数を減らしていく、足元に排水するのですぐに水浸しになってしまいすぐに気づかれてしまった。
「何物だ!?」
「この方法はあまりよくないかな?」
最初に威勢よく声を上げた人間を残して残りを始末する、残りは簡単に硬化した部位を飛ばして始末しておく。
「終わったよー」
「お前は、一体何なんだ!?」
「そこらのギルドから派遣された人だよ」
「そんな人がそこらにいたら困るんだがな……」
「それは私も同感です」
そんな適当に返した言葉で同意しないでほしい。
「とりあえずハイ」
「お、おう」
声を上げていた人は適当に縛ってレビィスに引き渡して地下から撤退していく。
「私はこの上から出るから君たちは入った所から行ってくれ、もしかしたらもう会えないかもしれないがな」
「そうですか、私も殲滅を確認したので国に帰ります、あユウキさんも帰って良いですよ」
「そっすか、じゃあ私達も帰ります」
土地勘がまだ完全に把握できなかったので戻るのに時間がかかってしまったが宿に戻りそのまま宿を引き払って帰路についた。
帰りは行きと同じような方法で国を移動してからは面倒なので夜を待ってから飛んで帰った。
レビィスはこの後とらえた人を使って教会に脅しをかけて国の力を使って教会勢力を駆逐していきました、しかしユウキとは絡みがないのでまた別の話です。
今はフラフラしていますがレビィスはそれなりの実力と地位はもっています。




