表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に転生して性転換したけどとりあえず生きてる  作者: 仙人掌


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

110/392

増える日本人

 ユウキ達は、ギルド1階にいつの間にか増設されていたカフェで休日をのんびり過していた。


「なんか、予想してたギルドとは違うな」

「シタラ君が予想してたギルドってどんな感じなの?」

 大きな声を上げながら二人組の男女がギルドに入ってきた。

「俺のイメージしていたギルドはなぁ、なんていうか荒くれ者が沢山いて、連日酒を煽る人や大声を上げる連中が沢山いてだなぁ……」

「なんかシタラ君の思うギルドって治安悪そうだね、シタラ君の故郷の極東ってそんな所だったの?」

「いいやぁ、違うよ……、本で読んだんだよ、ほら英雄章とかで出てくるギルドって治安が悪いイメージだからさ」

「そうなの、かなり珍しいね、今度それ読ませてよ」

「あ、あぁ今度な……」

「うん楽しみにしてる」


「うわーまた日本人だよ……」

 ユウキがうんざりした表情でテーブルに伏せる、ユウキはまたと言っているがギルドでユウキ以外の元日本人を見たのは初めてである。


「ふっふっふぅ、今日から俺の物語……いや、伝説が始まる、サイタマ!」

「サイタマって?」

「ごめん、こっちの話、というかギルドの登録ってどうやるの?」

「まずは、身分証明書かそれに準ずるものと、あと登録料かな」

「え、身分証明書ってここで発行するんじゃ……」

「そこは大丈夫だよ、私はそれに準ずる物と登録料は私はちゃんと2人分あるから」

「天使かよ、最高」

 2人はそのまま俯き黙ってしまった。

「と、とりあえず登録しよっか……」

「……うん」


「なにあれ、私の時あんな献身的なヒロインいなかったんですけどぉ」

「お母さん、そんな作り話じゃないんだから……?」

「ま、でもアンタも結構そんなそんな存在だから」

「えぇ、うそぉ?!」


「……魔力測定って色を見るだけなんだ」

「え、普通そうじゃないの?」

「というか僕って水属性なんだな、いろいろ便利だしまぁいいや」

「本当、私も水が得意なんだ」

「なんだ水属性最高じゃないか」

「えぇ、今気づいたの?」

「君が眩しくて気が付かなかったよ」

「……もう」



「今日はゆっくりしよう……」

「そうだねー、いつも依頼行ってるもんねー」

「すまんがそうは言ってられなくなったぞ」

「レティさんいきなりですね」

 レティが気配なく表れる。

「あぁちょっと急ぎでな、その飲みかけを持って来てもいいから私の部屋に来てくれ、すまない私もコーヒーを頼む」

 少し離れた受付が返事をすると一瞬で持ってきた。

「どうぞー」

「ありがとう」

「え、お代は?」

「私はここの責任者だぞ、コーヒーくらい無料だ」

「何それうらやましい」

「オプションとかつけたら有料だけどな」

「そうなんだ、所で話って?」

「そのためにはお前たちのその重い腰を上げてもらおうか」

コーヒーの普通サイズのみ無料ですが大きいサイズやクリームの追加の時のみ差額を支払えば出してもらえます。

他の商品については特に割引などはありません。

1階にカフェとかあるのいいですよね

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ