0 始まり
この作品はすべて想像上のお話です。
一部意図せず似たようなシチュエーションが出てきてしまうことがありますが、ご了承ください。
また、自分の初めての作品となっています。至らぬところや誤字脱字多くあると思いますが温かい目で見ていただけると嬉しいです。
「本当にいくの?」
「ああ、いってくるよ。」
「もう300年もたっているのよ?今更行く必要なんてあるの?」
「300年たったからだよ。今だから、僕はこの世界を回らないといけない。」
「まあいいわ。好きにしなさい。でも何かあったらすぐに呼びなさいね。あなたは一人じゃない。6人と1匹、300年以上も一緒に運命を共にした、仲間であり家族、なんだから。」
「ありがとう。必ず戻るよ、この家に。」
「あたりまえよ。じゃあ、いってらっしゃい。あ、戻るときくらい連絡しなさいよ。」
「わかったよ。それじゃあ。」
いってきます
木が生い茂り光をさすことのない深い森
その中に一か所だけ、ぽっかりとあいたその場所に立つ屋敷
それを背に、僕は旅に出た
いったい世界中を回るには何年かかるのだろうか
10年はかからないか
なんせ一度旅をした世界をもう一度回るだけだから
森を抜け、数時間ほど歩く
ついたところは何もない、広い土地
まるでそこに何かあったかのような
すこしの草木も生えない広い場所
そこで僕は祈る
「何の罪もない、この地に眠る数百万の魂に安寧を。」
さあ始めよう
僕の存在証明と
贖罪の旅を
はじめまして。自分で文章を考え、一から物語を作るということを人生で一度はしてみたくて、今回第0話から書かせていただきました。今後続くか自分でもわかりません。ですが、自分のモチベーションが続く限り、誰にも読まれなくても、書いてみようと思ってます。
改めて、すべての小説を書く作家様に感謝と面白い作品への尊敬を。