五十音
あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわゐゑをんがぎぐげござじずぜぞだぢづでどばびぶべぼぱぴぷぺぽアイウエオカキクケコサシスセソタチツテトナニヌネノハヒフヘホマミムメモヤユヨラリルレロワヰヱヲンガギグゲゴザジズゼゾダヂヅデドバビブベボパピプペポあいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへ……、なぜ僕は、こんな文字を書いているのだろう。
物語を書いていたはずなのに、いつのまにか 五十音書いている。
……謎だ。
僕の書きたかったのは、物語だったはずなのに。
確か……、ちょっとシニカルな。
でも……ホッとするような。
少しだけ……悪意のあるような。
最後は……救われるような。
そんな物語が浮かんで、一気に書こうと思ったはずなのに。
意気込みだけが暴走したらしい。
妄想だけが爆散したらしい。
物語だけが消え去ったらしい。
……書きたいことが、まとまらなかったのは覚えている。
おかしな文章を、おかしな言葉でしか書けなかった。
……書きたいことが、まとめられなかったのも、なんとなく覚えている。
おかしな想像を、おかしく創造できなかった。
……書きたいことが、まとめることすらできなかったような気がする。
おかしな妄想を、おかしな物語にできなかった。
……いったい、どうしてしまったのだろう。
書きたい物語が、薄い。
書きたい物語が、文字にならない。
……書きたかったものを、今一度、思い出してみよう。
どうたら、こうたら。
ああたら、こうたら。
かくかく、しかじか。
うんぬん、かんぬん。
ああだ、こうだ。
書き出してみるも、実にまとまりがない。
こんなんでは、起承転結どころか…文章としても成り立たない。
入りも面白くない。
途中も中だるみしている。
オチももちろんない。
こんなんでは……ダメだろ。
まず、落ち着く事が必要だ。
日本語をきちんと書いて、心を落ち着けるところから始めよう。
あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわゐゑをんがぎぐげござじずぜぞだぢづでどばびぶべぼぱぴぷぺぽアイウエオカキクケコサシスセソタチツテトナニヌネノハヒフヘホマミムメモヤユヨラリルレロワヰヱヲンガギグゲゴザジズゼゾダヂヅデドバビブベボパピプペポあいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわゐゑをんがぎぐげござじずぜぞだぢづでどばびぶべぼぱぴぷぺぽアイウエオカキクケコサシスセソタチツテトナニヌネノハヒフヘホマミムメモヤユヨラリルレロワヰヱヲンガギグゲゴザジズゼゾダヂヅデドバビブベボパピプペポあいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわゐゑをんがぎぐげござじずぜぞだぢづでどばびぶべぼぱぴぷぺぽアイウエオカキクケコサシスセソタチツテトナニヌネノハヒフヘホマミムメモヤユヨラリルレロワヰヱヲンガギグゲゴザジズゼゾダヂヅデドバビブベボパピプペポ・・・