表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
イケメンに異世界転生したら森に捨てられてた件  作者: 八条院せつな
第2章 ヤマト 別れと放浪時代
56/175

第56話 砦に侵入してみました

さすがにこの高さだと衝撃が殺せない。このままでは大けがをする?


「アホ!身体強化で膝クッションを使え!」


「わわわ!!ふん!!」


迫る地面に向かって足がついた瞬間に、俺は魔力と気合を入れて膝を曲げる。


ズン!!


地面はふつうの砂地で、俺が着地すると砂が舞い上がった。軽く周辺が揺れて地震みたくなったような気がする……、俺の体重は30キロほどだが、それでもあれだけの高さから着地するとそれなりの衝撃だ。良く俺の膝は無事だな……


無事着地した俺は、勢いを殺せたことに感動していた。


「で、できた……!」


「感動している場合か。周辺に隠れて様子を見るのじゃ」


「よ、よし!!」


俺は近くに小屋があったので、その裏に隠れて様子を探ることにした。

現在、砦は大騒ぎになっている。今俺がいるところは城壁の内側だが、砦の中の様子が手に取るようにわかる。中は駐屯所みたいになっているようだ……。兵隊がうろうろしている。


(すげー、慌ててるな……。森の中どーなってんだ?)


(様子から見るに山火事の具合がひどいようじゃな……)


(やべーじゃねーか。それ……)


確かに兵隊たちが、水バケツを持って走っている……血相を変えて叫んでいる。


「隊長!水が全然足りません!!」


「す、砂だ。大量の砂を用意しろ!」


「砂や水をかけようにも……火勢が凄くて近寄れません!!」


「うぬぅ……一体何なのだ……魔獣の森に攻撃するなんて王国側とも思えんし」


「隊長!火の回りが早いです!早くなんとかしないと……!」


「ええい!応援を頼むぞ。とにかく城壁の上から水と砂を撒け!撒きまくれ!」


俺は兵隊たちの様子を伺いながら、冷や汗を流した。これ……俺が犯人なんですけど、大問題になってない?やばくない?


(相当な火勢なのかも知れない……やばいことちゃったよ俺)


(あとでヤマトの水魔法で消す予定じゃ。大丈夫じゃよ)


(俺に消せるのかな……それに森の動物とか死んでない?無闇に動物を殺すのは)


(大丈夫じゃ、砦近くには動物はいないもんじゃよ。動物も人間が怖いからのぅ)


(だと良いんだけど…)



とにかく、無事に侵入できた。それは間違いない……

先ほどの、火消し部隊とは別に……城壁中は大騒ぎだ。兵隊たちが血相をかえて叫んでいる。


「魔王襲来だー!」だの


「テロだーー!」だの。


大変な騒ぎ……俺が出ていっても気が付かれないんじゃないかな?


(たしかにあの火魔法はすごかったもんな……)


遠目から見て、火山が噴火したのかってくらいの爆音がしたからね。俺もビビったもん。


リリスが教えてくれた魔法はファイアーボールの進化版『炎隕石』(ファイアーメテオ)、威力やべー……。


(さて……魔獣の森へ入るにはどうする?リリス)


(同じじゃよ。今度は逆側の城壁を飛び越えれば終了じゃ)


(よし……)


俺は慌てふためく城壁内。向こう側に魔獣の森との境界の城壁が見える。


「あれか……あの壁を飛び越せば魔獣の森だ」

ご評価、ご感想お待ちしております。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ