カンボジアに来ています
T春花 <h******t@gmail.com>
Tue, Jul 7, 2009, 1:55 PM
to 岩▽◇◎
ここはアンコール・ワットのある町、シエム・レアプです。首都プノン・ペンに次ぐ、カンボジア第二の都市と言います。
昨日の朝、バンコクのカオサンを出発。シエム・レアプ行きのチケットは、泊まっている宿で手配してもらいました。宿から、ハイエースのようなバンに詰め込まれて出発です。十五六人のバックパッカーと乗り合い、カンボジアとの国境まで六時間弱。途中、何度かセブンイレブン休憩が入ります。そして国境を超えるのに一時間程度。国境でビザを発給してもらいます。ネットを見ると、危険だから絶対に陸路でカンボジアに入るな、飛行機を使え、とアドバイスする投稿をしている人がいます。アンコールの遺跡周辺にはたくさんの地雷が埋まっているから油断は禁物、信頼できるガイドを雇うように勧めています。また、パスポートだけは肌身離さず間違っても知らない人に渡してはいけない、二度と戻ってこない可能性がある、とにかくカンボジアで人を見たら泥棒と思えと脅かします。
バンコクをたつ前、宿でアンコールに行って帰って来たというバックパッカーに何人も聞いたのですが、陸路の旅に全く危険を感じなかったとのこと。ですから、その意味ではあまり心配していませんでした。けれども、国境の手前で空き地のような所に張られたテントの中に連れ込まれました。テントの中では何人かがバックパッカーに書類を書かせて30ドルずつ集めて回っています。ここでパスポートを提出するようにと、バンコクから運転して来たバンの運転手が指図します。流石に私は不安になりました。ネットでの注意喚起はこの事だったのかと。どうすべきか躊躇するバックパッカーが、他に何人もいます。私は彼ら彼女らと暫く顔を見合わせていました。突っ立ったまま互いに目まぜしました。運転手はいらいらを隠そうともしません。
パスポートを渡すべきか、渡さざるべきか。それが問題でした。(To be continued)