乗り合い軽トラックに乗って数十キロ行けばチャンパサーク村
ちょっと町はずれに大きな橋がかかっています。(日本の援助で掛けたもののようです。)この辺りの眺めは雄大で、流れにせり出すような建て方をした飲食店が数件集まっています。桟敷へ通ると、メコンの夕日を眺めながらビアラオを飲むことができます。大瓶を一本頼んで百円ぐらいでしょうか。大変お得に過ごせるので、夕方になると私は毎日通ってメコンの肴でビアラオを楽しんでいました。
朝食には例のカレー屋さんで、ここへも毎朝通ってそこの名物であるバナナ・ロティを食べては散歩し、日中は恐ろしい雨が降るのでネットカフェに閉じこもり、雲間を見ては近くの幕張り食堂でパクセー風チャーハンにビアラオを一本つけてもらい、それからお寺の本堂へあがってぼうっとしました。人目を憚ることなくこう無為でいられるラオスが気に入りました。
パクセーだって随分田舎なのに、午前中にだけ出発する乗り合い軽トラックに乗って数十キロ行けばチャンパサーク村に着きます。地上の天国とはここ。ド田舎です。見るべきものはメコン川と古いヒンズー寺院の跡のみ。数件の宿屋が営業しているものの、ネットカフェすらなく、日がな一日ビアラオを飲みながらメコン川を見ているより仕方がありません。蒸したもち米と川魚料理が美味でした。一日が二日、三日、四日と、ただただメコン川の夕日を眺めてはビールを飲んで暮らしました。インドへ行ったら、きっと二人でこのような黄金の時を持てるに違いないと。他にはフランス人のおじさんが泊っているようでした。彼も、一日本を片手にビアラオを飲んで過ごしていました。




