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なるほど悪い女



この期に及んでアラキさんを釣ろうとしているHaruka。妖婦の面目躍如たるメール送信を読み返す時、苦笑するほかありません。彼の為を理由に旅へ出たはずのHarukaが、一方では依然と変わらぬ方法で彼の心を操作しようとしているではありませんか。それと明確な認識がなくやっているのだとしても、なるほど悪い女に違いありません。


(言わずもがなかも知れませんけれど、当時を知らない若い方々が理解しやすいように、一応説明しておきます。2009年というと、まだスマートフォンは一般的でありませんでした。今日のように、皆が持っていたわけではなく、おそらく、十人に一人、二十人に一人ぐらいだったのではないかと思います。まして、海外をうろついている貧乏バックパッカーがそのような物を持ち歩くはずがありません。バックパッカーは、メールするにもネットを見るにも、インターネット・カフェへ行ったものです。バンコク入りした時、最初私はプラトゥナーム地区にあるホテルに泊まっていました。町に出てもインターネットできる所が少なく、しょぼいパソコンを数台置いている小さな店ばかり。そういう「マンガ喫茶」に入って、アラキさんあてにメールを書き送りました。数週間後、今度はバンコクの旧市街、カオサン・ロード周辺のバックパッカー宿に移りました。カオサン・ロードは東南アジアでも一番と言われるバックパッカー街ですが、流石に先進的なインターネット設備が整っていました。)




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