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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

可愛い彼女『』

作者: 河内三比呂

 僕には可愛い彼女がいる。


 容姿端麗で、花のように可憐な笑顔。


 何もかもが素晴らしい。


 彼女のために犠牲も払ったけど、そんな事問題じゃない。


 彼女が居ればそれでいい。


 何もいらない。


「というわけだから、ごめんね? 君には彼女をより完璧な存在とするために、死んでもらうね」


 僕は、震える女性に容赦なく刃物を振りかざした。


 数時間後、僕の彼女に、綺麗な白い両腕が付いた。


「ああ! 美しさに磨きがかかったよ! 僕の愛しい『』!」


****


《次のニュースです。


またしても、身体を一部欠損した女性の遺体が発見されました。


女性は数日前から行方不明となっており、


警察が捜査していました》




『』が完成するまで後○○日──。


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