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2、家出の準備を始めましょう。



 作戦会議をはじめようか、とはいっても、最初の作戦は、ただ"メアリーがメリダさんに直接聞く"である。


 これは作戦になるのか…?まぁいっか!


 メアリーに、さっきの話を偶然聞いてしまったことを正直言ってもらおうかなぁと。もちろん私も聞いていたことは伏せて。


 義父(お父様)達に近い人に話すのは危なくないか?とも思ったけどね。なんかメリダさんだったら大丈夫な気がしたのよ。それに彼女、メアリーにもすごい良くしてくれてるみたいだし。

 うん、大丈夫でしょ。多分…


 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


 そして次の日・・・。

 結果、その作戦は大成功。メリダさんは私のことに関して色々と話してくれたらしい。よかったぁ…。

 メアリーが私付きの侍女であることから、知っていた方が何かと良いだろうって事らしい。しかも、知った上で、私を守ってほしいと。そう言ったそうだ。


 義父(お父様)達が私を迎え入れた理由はこうだ。


 16年前、義父(お父様)義母(お母様)の間に1人子供を授かった。しかし、子供が生まれる前になって、義母(お母様)が重い病気にかかってしまったらしく、なんとか産むことはできたものの、病気のせいか、その赤ん坊は産まれて3日も経たずに亡くなってしまった。


 子供がまだ1人もいない上に、義母(お母様)の体はとても弱っており、もう子供を産むことはできない、その事実を突き付けられた義父(お父様)達は、その死んだ赤ん坊を、死んでないことにした。死んだ子と同じ髪色をした赤ん坊を孤児院から連れて来たのだ。


 それが"私"だった。養子だとバレるわけにはいかない。ましてや孤児だなんて。それで、私を病弱であるという設定にして、公の場にもほとんど出さないようにしていたのだそうだ。


 でも、それだけなら、きっと幸せな生活が送れていたのだろう。最初は本当の子供のように愛してくれていたのだから。


 しかし、奇跡が起きてしまった。義母(お母様)の病気は、新薬の開発や魔法治療師によってほとんど改善され、子供が産めるようになるまで回復した。


 そしてアリスが生まれた。


 やっぱり、特に貴族にとっては、血の繋がりというのは大切なものなのだろうか…。


 ちなみに、私が孤児であることを知っているのは、義父(お父様)義母(お母様)と、産まれた子の世話に関わっていた、義母(お母様)であるアイリーナ様付きの侍女兼侍女長のメリダさんと、義父(お父様)であるフォーカス様の仕事補佐をしているリーフさん、あと、なぜか料理長。そして、メアリーと私である。


 他にも色々聞き出せた。義父(お父様)の補佐をしているリーフさんによると、リーフさんは義父(お父様)に私への対応に関して色々言ってくれたらしい。だが義父(お父様)は、


「自分の子供でもないのに、飯だって与えてるし、優秀な家庭教師だって付けてやってるんだぞ。むしろ感謝されるべきだろう?始末するのは色々と面倒くさくて気が引けるからな、誰かに気に入られて、嫁に貰いたいとか言ってくれればいいのだが…まぁ、我が公爵家にメリットのあるとこでなきゃ、やるつもりはないが。」


 だそうだ。


 公の場に出てないのに、誰に気に入られるってんだよ。義父(お父様)おバカなんですか??


 取り敢えず、あの人は私を利用できたら利用して、利用できなかったら消すつもりのようね…


 大体の情報収集がメアリーのおかげで達成してしまった。優秀な侍女だわ…。あと、メリダさんグッジョブ。



 さてさて、情報も入ったわけだし、ここで行動に入るとしますか。



「で、リリィ様は、これからどうなさるおつもりですか??旦那様の発言からすると、いいとこのお坊ちゃんに気に入られるしか、方法ないですよね…」


 でも、パーティとか出させてもられませんもんね…とかなんとか、メアリーがぶつぶつ呟いている。


「私はそんなことするつもりは全くないわよ?あの人達に利用なんかされてたまるもんですか!!むしろ痛い目見ろってんだ!!」


「リリィ様、言葉遣いが酷いです。」


「ということで私、家出するわ!!」


「・・・・・・はい??」


 私が本当は何者だったのかが知りたい。記憶によると、私は大切な人から預かった子だ、と言っていた。誰が預けたのか、私はどこで産まれたのか、本名はあるのか、その答えを探しに行きたいのだ。


 もちろん、今すぐというわけではない。ちゃんと自立できるようになってから出るつもりだし、あの人たちに、家出してぎゃふんと言わせたいし。今、家を出たとしても、喜ばれるだけだもん。


 家出するとなると、ある程度の資金は必要よね…。


「・・・じゃあ、私、町で仕事探してくるから!!」


 そう言って、クローゼットにある、昔からよく使っていたお気に入りの黒いマントを羽織り、窓に足を掛ける。


 メアリーはというと、突然の出来事にしばらく固まっていたが、はっと我に帰ると、がしっ!!と窓から出ようとしていた私の肩を掴む。


「何やってるんですか!!リリィ様!!」


 キレてる。これはキレてる。。。


「大丈夫よー。何度も行ったことあるし?」


「じゃあ私も行きますから!!」


「それはダメよ!万が一誰かが私を訪ねてきたときに、貴女もいなかったら、怪しまれるでしょう?お嬢様は具合が悪くて寝込んでます〜ってちゃんと言ってくれないと!!」


 そして、しばらく討論は続いた・・・


 門限を決められて、なんとか町に出させてもらえた。次はこっそり出ようかしら…。あ、でも心配されて騒がれるのは困るなぁ。


 そんなことを思いながら、町へ足を運んだ。



設定とかぐだぐだですみません…。

最後まで読んでくださりありがとうございます!

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