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まさかの事態

初投稿な上にアイディアノート状態です、、、

徐々に直していくつもりです。

精神安定のためにコメントは受け付けません。ご了承ください。

「アンダーソン男爵夫人をお前の嫁にどうだろうか!」


ご安心ください。決して不倫を推奨しているわけではありません。いつまでたっても結婚しない息子を心配する父親の台詞です。



こんな非常識な台詞が日常になりつつあるのは、この国随一の貴族であるミュラー公爵のお屋敷。


「父上、いい加減母親を基準に私の嫁を探すのはやめてください・・・」


そして、こちらがその親不孝な息子ことアーデルベルト様。騎士団の副長ともあって、長身細マッチョな体躯に藍色の髪と同色の切れ長な瞳をもつ超絶イケメンである。


ミュラー公爵による息子の嫁(となるご令嬢の母親探し)が始まったのは、アーデルベルト様が27になったときであり現在32のその人が未だお一人様であることから、公爵の努力は5年にもなる。

5年も探していれば、”〇〇夫人に似て器量良しであろう〇〇嬢をお前の嫁にどうだろうか”という長い台詞も”〇〇夫人をお前の嫁にどうだろうか”に短縮されるというものである。


公爵の気持ちもわからなくもないが、アーデルベルト様もなかなかに苦労している。

確かに母親が素晴らしい人物なら、その娘も素晴らしい人物という可能性は高いのだが、なぜかどのご令嬢もアーデルベルト様に会った途端猛禽類の目になり、会ったその日から毎日屋敷と職場に押しかけられるわ、転びそうなところを抱きとめれば、

「男性に触れられた以上、もう他所には嫁げない」

と訳のわからない理屈で結婚までもっていこうとする。


公爵の頑張りが、アーデルベルト様をどんどん結婚から遠ざけている気がするのは気のせいだ。


要は、本人が気に入った女性をさっさと連れて来ればいいのである。5年間時々そう思ってはいたのだが、アーデルベルト様も苦労されているしと彼の精神安定のために寝室にそっと武器カタログを置くだけに留めていた自分を呪いたい。なぜ尻を叩く・・・のは無理でも声に出して言わなかったのか!


その結果がこれである。






それ私の母親じゃねぇか!!!






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