台本1
アクションシーン
クロユリ、クズは物陰に隠れている
客にだけすこし姿を見せる
姉妹は気づかない
クロユリ「よし、敵は油断している。あいつらを殺し、我らの恨みを晴らすのだ。」
クズ「わかりました。先輩」
クズは手裏剣を取り出し、一つずつ姉妹に向かって投げる。
しかし、届かない。
クズ、かたまる
クロユリ、クズの頭を叩く
クロユリ「しょぼすぎだろ。どうやったらあんなに殺傷能力のない飛ばし方ができるんだ」
クズ「すみません。」
クズ、しょぼんとうつむく
クロユリ「はあ、仕方がない。私がお手本を見せてやろう。」
クロユリ、手裏剣をクズから受け取る
ツバキの頭の上を狙って投げる
ツバキ手元のノートを頭上に掲げる
手裏剣はノートに阻まれ落ちる
ツバキ「ああ~終わった。」
ツバキ「?今なんかノートにあたったような。」
アヤメ「それ、虫とかじゃないの?」
ツバキ「そっか、ならそうだね。」
ツバキノートをおろす
姉妹何かしらのおしゃべり(フリでよい)
クズ「あーよかった。気づかれたかと思いました。」
クロユリ「私の攻撃を受け流すとはやつめ、なかなかやるではないか」
クズ「ええ、ではここは強行突破。正面からつっこんじゃいましょうか」
クロユリ「いや、まだまだ。相手の出方をうかがうの…」
クズ物陰から飛び出す
クロユリ、声を荒げる
クロユリ「バカ!姿を見せる奴があるか!」
アヤメ「…どちらさま?コスプレイヤーですか?」
ツバキ「誰よあんたたち、人の家に勝手に上り込んで!」
クロユリ、仕方なく物陰から出てくる
クズの頭を叩く
クズ、その場に崩れ落ちる
クロユリ「…今こそあの恨みを晴らすとき」
アヤメ「何言ってんのか意味わかんないんだけど。」
ツバキ「アヤメ、下がってて。なんかこいつらヤバイ」
ツバキ、ノートを片手にもつ
クロユリ、手裏剣をクズから受け取る
お互い、にらみ合う
クロユリ、手裏剣を投げる
ツバキ、飛びのいてよける
お互い場所を移動することを繰り返す
クロユリ、2・3こいっぺんに投げる
クロユリ「一度に一つしか投げれねえとは言ってないよ!」
ツバキ、とっさに顔をノートで覆う
(とかのやり取りがあったらいいな~)
元の位置にもどる
クズ、クロユリの背中に手裏剣を思いっきりぶつける
クロユリひるんで後ろを向く
クズ「先輩!ごめんなさい、加勢したかったんです」
クロユリ「だからと言って私を狙うな野の天然クズが!」
ツバキ、クロユリをノートで思いっきり叩く
クロユリ、膝をつく
ツバキノートをクロユリの首元につきだす
このとき、ノートは客席とは反対の位置に
クロユリ「!?」
クロユリ「…私の…負けだ」