ものたりなさがあった日に糺の森の古本の神さまはお空に向かってにゃあと言う
扇風機の風が
わたしに届くまでに
熱風にかわってしまうような日に
麻婆豆腐スキな人
というそれだけのお話しを
うまく伝えられる自信がない
これだけ暑いと
そりゃあ
予定もくるうよなあ
けれど
それを
気にしない
今日は
いつもより
蚊に好かれたようだ
たくさん
いただきものをした
耳元で
ぶうんぶうんと
告白めいたものもされた
たくさん
たくさん
嫉妬と言われるなら
それもいいだろう
否定はしない
なにか
ものたりなさがあった日に
夕方
それと気がついた
セミの声だと
気がついた
夏が暑いほど
秋に感じるさびしさが
おおきく
強いものになるだろうか