戦艦とか超弩級戦艦とか
戦艦って、なんだという話です。戦艦じゃないものを戦艦って呼ぶとミリオタはもやもやするし、中には暇なのか直接文句をつける人っているよね。ミリオタの端の方の私が「これは戦艦!」みたいに思える基準について語るというものです。
最初に現代の軍隊は戦艦を運用していません。現代を舞台としたバトルものを書く人は、三人称視点での軍艦の戦闘シーンで「戦艦が何かをする」という表現をしない方がいいと個人的には思います。
「現代の軍艦を表現するときはどうすればいいの?」という話になります。たぶん文の表現において日本の軍艦は全部護衛艦で通ります。ただし、日本以外の国の軍艦の表現で護衛艦は通りません。
ミサイルとかを撃つような全長200mくらいの軍艦はだいたい駆逐艦です。駆逐艦はヘリやオスプレイ的な飛行機しか飛ばせません。アメリカ海軍の基地に居るおっきな艦はだいたいこれです。
固定翼機、つまり飛行機と聞いて最初に思い浮かべるようなものを飛ばしている軍艦は空母です。ロシアに紛らわしいのがありますが、無視していいです。艦の上の方が平らで、駆逐艦よりでかい軍艦が空母です。
他にも軍艦は種類がありますが、語るのは面倒だしたぶんあまり小説のためにならないので
戦艦の定義ですが、「口径30cm以上の主砲を複数搭載する」ってことでいいんじゃないかな。私はそう思います。というのも、戦艦の定義において明確な基準はないんです。ワシントン海軍軍縮条約というのがあったのですが、あれもわかりにくいし、後で説明するであろう超弩級戦艦についてしか語られてないので。
でっかい主砲が二つ以上ついてたら戦艦でいいです。たぶん。一つの砲塔に二基ついてる連装砲って奴だと戦艦感が増します。
超弩級戦艦とはなんでしょうか。まず、戦艦には三種類あるんです。前弩級戦艦、弩級戦艦、超弩級戦艦。
この三つは、ドレッドノートという戦艦を元に区別されています。ドレッドノートよりしょぼいのが前弩級、同じくらいが弩級、強いのが超弩級です。読むのが面倒な人はどっかで写真を見てきてください。
大体の場合艦にある一番大きな砲を主砲と呼びます。
ドレッドノートがどうすごいのかは割愛するとして、見た目の話です。ドレッドノートは30.5cm連装砲を五基も搭載しています。これよりしょぼかったら前弩級です。戦艦三笠は30.5cm連装砲が二基なので前弩級ということになります。超弩級は少しわかりにくいのですが、ドレッドノートよりも主砲が大きいと超弩級になります。戦艦大和はドレッドノートよりも主砲の数が少ないですが、主砲一つ一つがでかいので超弩級です。
ここからまとめです。
・現代に戦艦は使われていない
・でっかい大砲がいくつもあったら戦艦
・ドレッドノートより強そうだったら超弩級
これくらいの認識で問題ないと私は思います。ご指摘などありましたらぜひお願いします。