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放課後 対アイリス家の始まり

 授業を終え放課後になったので、俺は琴音さんを迎えに第2学年の教室へと向かっていた。でも、すんなりと行かせてくれるわけはなかったみたいだ。


 「さっきの今でもうこんなに集まるなんてさすがというべきか頭おかしいと言うべきか」


 「お前がどんな卑怯な手を使ったかは知らないがこれだけの人数を相手に何ができるのかな?」


 「そうだな……お前らくらいのレベルの奴なら何人いても大差はないかな」


 「なん……だと?お前、我らエリア公国の親衛騎士隊を有象無象と一緒にするとは…」


 「え?それってなんか凄いの?……ねえ、小鳥遊部長!」


 「このタイミングで僕を呼びます?」


 「いやいや、俺のほうが年下なんでそんな畏まられても困るけどこの人が言ってるエリア公国の親衛騎士隊ってすごいの?」


 「すごいなんてものじゃないですよ!ヨーロッパ圏内ではトップクラスの実力派集団です!」


 「なるほどー……じゃあヨーロッパ圏の学生の護衛はとりあえず俺に勝てないだろうね」


 俺の言葉に目の前に立ちはだかるエリア公国の騎士達は怒りに震えていた。


 「やるならいいよ?かかってこいよ」


 こうして、俺と親衛騎士隊との戦闘が始まった。



 第2学年教室


 「涼介さん、遅い……」


 「あら、その人が来ることはないと思いますわ!」


 「」


 「また無視ですか?まあいいですけど。これでようやく目障りだったあなたを消すことができますし」


 「日本語で喋ってもらっていいかな?下等生物の言語は理解できなくて」


 「弱小な警備会社の小娘ごときがエリア公国第2公女であるこの私を下等生物ですって?少し勉強ができるからって護衛がいなければ何もできないくせに!!!」


 その言葉に、私は頬が緩むのを抑えられなかった。


 「アハハハハハハハハハ!!」


 「な、なんですの?」


 「私がなんで護衛を連れていなかったのか、この学園に入れたかの理由も知らないのに余裕だなって思ったら笑いが止まらなくって」


 「何を言ってるんですの?」


 「この学園の不文律、護衛をつけていない生徒への武力行使の禁止ってあるでしょ?」


 「それがなんだというのです!」


 「私が護衛をつけていなかったのは、私をちゃんと()()()()()実力の護衛じゃないと私に手を出してきたお前みたいなのを殺しちゃうからなんだよ?私は自分に害をなすお前みたいなのを殺すことになんの躊躇いもないからね?」


 「だからなんだというんですの!私の騎士にあなたのような小娘ごときが勝てるわけないんですの!」


 「……その言葉は、そっくりそのまま返させてもらうよ?お前の騎士ごとき、涼介さんが手を下すまでも無く私でも殺せますよ?」


 そう告げて、私は胸ポケットから小刀を取り出した。


 「さあ、涼介さんが来るまでにどれだけ解体できますかね?」


 教室では、治外法権が故の惨劇が巻き起ころうとしていた……

遂に、琴音のやばい部分が顔を出し始めました。

ちなみに琴音はサイコパスですが涼介は健全な精神を持ったチートです。

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