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帝神学園の現状 Ⅱ

 俺は、部長室に戻ると小鳥遊部長と情報交換をした。


 「この学園内の勢力図って簡単にでいいからわかります?」


 「そうだね……基本的に個々人で戦力を保有しているからそこまでの大差はないけれど、各学年の首席は頭一つ抜けているかな。神藤君が会った第2学年首席のアイリス・エリア、第1学年首席のリン・ユートン、そして高等部最高戦力の持ち主で第3学年首席の九重 真城(ここのえ ましろ)の3人だね。アイリスは人海戦術、リンは格闘術、そして九重は進化型電子武器使いだ」


 「進化型電子武器?」


 「最近だと小型超電磁砲(ミニレールガン)とかかな」


 「あの……」


 「なにかな?」


 「学校敷地内で超電磁砲はヤバくないですか?」


 「それがこの学園なんだよ。というかこの学園は自分以外の者を人間と見ないような人格破綻者が多いんだよね」


 「教師達は何をやってるんですか?」


 「ほぼ全員誰かしらに買収されちゃってるんだよ。この状況を学園長もわかってるはずなんだけどね……対策しきれていないみたいだ」


 「なるほど…帝神学園が凄いところだっていうのは聞いてましたけどここまでとは……」


 「僕や学園長がもう少し抑えられたらよかったんだけどね。申し訳ない限りだよ……」


 「……え?なんか俺が解決するみたいな流れになってません?」


 「違うんですか?」


 「俺は普通に琴音さんの護衛に来ただけなはずなんですけど」


 「まあ、浅井くんを守ってたら最終的にはこの学園を変えることになると思うよ」


 俺は小鳥遊部長の言っている意味をつかめなかったが、そのまま部長と放課後まで過ごしたのだった。

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