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幕間・主人公の惑乱 4
主人公マリアンナの話です。
悪魔のような顔で振り替えったゲインズブールは、
「魔力を送れ!」
と怒鳴った。
え…っと?
「マリアンナ!ここに来てアンディに魔力を送るんだ!教えただろう!このままじゃこいつもヴィットーリオも死ぬ!」
そして騎士を見る。
「大師を捕縛しろ!こいつ、二人を死なせようとしていたぞ!魔力が真っ黒だ!こんなのは見たことがない!」
騎士が大師に駆け寄るのを見て、あたしも兄に駆け寄った。
とにかくを魔力を送ればいいんだ。
ヴィットーリオの兄に手をかざして、自分の魔力を送る。
その瞬間、ものすごい吸引力を感じた。あたしの力が引っ張られている。
怖い。
でも止めたら二人は死ぬ。
でも止めなかったらあたしが死にそう。
急に扉がガンガン叩かれる音がした。
「開けろ!アンディ!キンバリー!開けろ!」
良かった、誰かが来てくれた。
見えないけれど、ドヤドヤと大人数がこの部屋に雪崩れ込んでくる気配がした。
ほっとして自分の力に集中をする。




