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最後の転移者  作者: 犬座いい
勇者の旅
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異世界生活の始まり

2話

俺は今、騎士に案内されて通路を歩いている。静かな空間だ。足音しか聞こえない。


「・・・・勇者様」


騎士が話し始めた。


「何かお聞きになりたいことはございます・・か?」


「大丈夫です」


肝心なことは神に聞いたので、俺にとってめんどくさいことでしかない会話をすぐ途切れさせようとした。俺は会話を強制終了させたのだが騎士は話を続けた。


「・・・・・・そうですか・・・では、ここがどこかをまず話しましょう。ここはエルフィデス、という場所です」


俺は大事なことは全て神が喋ったと思っていたが今いる国名は知らなかった。この騎士には感謝だ。


「この世界は大きく分けて、3つの陣営があります。1つは人間側、そして魔族側、最後に中立側です。今は人間側と魔族側が戦っています」


種族でいうと、人間、魔族の他、長寿のエルフ、鍛治上手のドワーフなど様々な種族がおり、一部の種族はこれまでずっと魔族、人間どちらにも与せずに中立を保っていたらしい。


さらに話を聞くとこの場所は国という概念が生まれた時から人間側の領土だったらしく、

それは珍しく、人間側の領土で3カ国しかないという。


「安心してください。この国は人間の勢力圏の中心に位置しているので絶対に魔族が攻めてくることはありません。エルフィデスは過去に魔族による侵略を受けたことが一度もないです・・ので」


騎士は自身が言った言葉に余韻を感じているのかは知らないが急に静かになった。

少し時間が経った後、急に俺に向かって話しかけてきた。


「勇者様。お名前をお聞きしてもよろしいですか」


「別にどう呼んでもらっても構わないですよ。好きな呼び方でお願いします」


「そうですか・・・・わかりました」


俺自身、本当に何と呼ばれてもいいのだ。日本での高校生活では戒、かいっちょ、かーい、デラックスなどと様々なあだ名で呼ばれており、もはや俺自身の名前である広井戒要素がどこにもないあだ名もあった。そうして、俺にはもはや一定した呼び名がなかった。

騎士自身は名前を聞くのを諦めたのか、話は終わった。


しばらく歩いただろうか?騎士が目の前で止まった。


「勇者様、着きました。ここが、勇者様の部屋となっております。ご夕食の際、部屋にメイドが来ますので、それまで部屋で待機してください」


騎士はそういって俺が部屋の中の入ったのを見届けて、ドアを閉めた。


こんにちは。

リメイク化しました。

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