異世界生活の始まり
2話
俺は今、騎士に案内されて通路を歩いている。
「………さて、勇者様」
騎士が話し始めた
「では、勇者様。何かお聞きになりたいことはございますか?」
「別に、ないです。」
肝心なことは神に聞いたので、俺にとってめんどくさいことでしかない会話をすぐ途切れさせようとした。俺は会話を強制終了させたのだが騎士は話を続けた。
「…ふぅーーーーーーー」
「……では、ここがどこかをまず話しましょう」
「ずばり、ここはエルフィデス、という場所で す!」
俺は全て神が喋ったと思っていたがまだまだ多くの俺が知らないことがあった。
騎士曰く、この世界には大きく分けて、人間、魔族がいて、この二つの種族が大きな戦いをしているらしい。実際は長寿のエルフ、鍛治上手のドワーフ、翼を持ち炎を吐くドラニアなど様々な種族がいるらしいのだが。それらの種族は常に魔族、人間どちらにも与せずに中立を図っているらしい。
さらに話を聞くとこの国はこの星の上に人が誕生した時から人間側の領土だったらしい。
それは珍しく、この世界で3カ国しかない!と謎に誇った声で話していた。
「でも安心してください!この国は人間の勢力圏の 中心に位置しているので絶対に魔族が攻めてくる ことはありません!」
「事実、エルフィデスは過去に魔族による侵略を受けたことが一度もないんですよ!」
妙に張り切った声で喋った騎士は自身が言った言葉に余韻を感じているのかは知らないが急に静かになった。
少し時間が経った後急に俺に向かって話しかけてきた。
「そういえば!勇者様!お名前をお聞きしてもよろしいですか?」
「別にどう呼んでもらっても構わないですよ。好きな呼び方でお願いします。」
「え………あ…そうですか。ごめんなさい。名前を 思い出すのが辛いんですよね…」
「え?べつにそんなことh」
「え、違うんですか?あっ、だったら……名前がな っ」
「すいま…せん」
何か盛大に騎士は勘違いをしていたが俺自身、本当に何と呼ばれてもいいのだ。日本での高校生活では戒、かいっちょ、かーい、デラックスなどと様々なあだ名で呼ばれており、もはや俺自身の名前である広井戒要素がどこにもないあだ名もあった。そうして、俺にはもはや一定した呼び名がなかった。
騎士自身の勘違い言動で起こった出来事に対しそのことを知らない騎士は俺を気遣っているのか、今日の夕食に話題を変えた。
そうこうしているうちには騎士が目の前で止まった。
「勇者様、着きました!ここが、勇者様の部屋で す!」
「では、お夕食の際に部屋に使いをやりますので、それまで部屋で待機してください!」
騎士はそういって俺が部屋の中の入ったのを見届けて、ドアを閉めた。
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