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去る・在る・来る(憂鬱の詩)

誰も知らない。

寂いことが、怖い過去。

望むことが、怖い現在。

知ることが、怖い未来。


光の淵から覗くは、深淵。

凛トシタ、闇ノ鏡。

揺るがす黒曜石の水面。


誰も感じない。

見捨てられる過去。

裏切られる現在。

苦痛な未来。


夜風に揺らぐ木々の声。

波紋に消える星星の。

道歩く靴音。

夜の音は、透きとおるコオリ。

ここちよく、鋭くトケル。


誰も、見ない。

見捨てられる過去。

裏切られる現在。

苦痛な未来。



独りで居たいと想うのに、

独りで居るのは辛い。



だれも、しらない。

それでも、

抱かれて、なお、安らぐ、心魅かれる扉。

トケテ、キエル。


でも、誰かに居て欲しいと想う。

拒絶する勇気よりも、受け入れる勇気がほしい。


偶然だろうと必然だろうと……

変えられない過去。変わらない現在。変えられる未来。



何が見え、

何が聞こえ、

何が匂い、

何が感じ、

何か、何か、来る。


この海の先に、ボクたちの目的の地はあるのか。


その問いかけは……

時として、それは、何の役にも立たない。

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