表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/8

TRPG畑出身のチート論

 チートのもともとの意味の「ズル」は、MMOでの不正データを使用してのズル。だと言われている。



 ネット小説上でのチートは能力値が最高とか最強などの、いわゆる「強くてニューゲーム」状態の事を指す。

 能力値以外にも即死させるとかもあるが、無条件もしくは簡単に主人公が無双出来るようになる。という事だろう。

(分かりやすく戦闘力だけをピックアップ)

 これを私はガチのチート略して、ガチートと呼んでいる。




 で、これに対して微チートとかプチートと呼んでいるモノ。

 そのキャラクターが属するコミュニティにおいて、無双出来る訳ではないが比較的秀でている。という位のチートである。


 古くからのエンタメ系の創作の主人公は、何らかの秀でたモノがあり、微チート・プチートであることが基本。


 スポーツマンガ等でも、ほとんどの主人公はなんらかの微チートを持っている。

 (無い主人公を探す方が困難だと思う)



 他のマンガの主人公も、微チートが殆どだと認識できる。




 TRPGでもプレイヤーキャラであるというだけで優遇され、微チートを与えられるシステムが殆ど。



 例えば、ソードワールド(1)では冒険者レベルを持っているだけで『英雄候補』(プレイヤーキャラは微チート)でそのキャラクターが『英雄』になる『過程』をプレイする事が出来る。



 ガチートの『英雄』は基本的にプレイヤーキャラにはならずに、世界の背景。



 ガチートの六英雄をプレイして、魔神戦争時代のロードス島の魔神の迷宮に挑む。というようなモノもあったがこれは例外 

 ※ソードワールド ロードス島ワールドガイド



 微チートの『英雄候補』であるプレイヤーキャラが冒険して成長していく『過程』こそがゲームの醍醐味。




 チート無し、つまり無チートがプレイヤーキャラのTRPG、あるにはありました。


 ゲームのシステムと世界設定だけで、ご飯三杯いけるような方向きのゲームでした。


 プレイヤーキャラは一般人と同じレベルだから、冒険になんて行けなくて村で門番してたの。


 その世界設定の舞台に生きている。というダケで楽しめる玄人向け……

 いや奇特な方向けでしたね。



 無チート主人公はエンタメには向かない。



 と体感しました。





 勿論TRPGでガチートキャラでいわゆる「強くてニューゲーム」状態をプレイする事もあります。

 ただ、こういうプレイって少しすると飽きちゃう(・・・・・)んですよ。



 シューティングゲームで無敵モード(被弾してもダメージ無しとか)をプレイしても、すぐに飽きちゃうと思うんです。


 私もやった事ありますが、5分もすると飽きて苦痛になっちゃう。




 ネット小説の話に戻りますね。


 ガチート主人公の最大の欠点は、上の『飽きちゃう』という事だと思います。


 作者も飽きるだろうし、読者も飽きちゃう。


 『飽きる』からエタる。


 で、エタった後別の設定のガチート主人公で新しい話を始める。


 そして『飽きて』エタる。


 繰り出しです。


ガチート主人公の作品を何作もエタらせては作ってを、繰り返している方を知っているかも知れません。




 もっとも人は過ちを繰り返す(・・・・・・・・・)から……


 何とも言えません。


 ガチートが大好きな方が居ることは事実ですし。



 


 エンタメの主人公は微チートが基本で王道。


 無チート主人公で面白いエンタメ作品を作れるのは、ガチート作者だけです。


 

 ガチート主人公の最大の敵は『エタ』


 主人公がどんなにガチートを持っていても『飽き』からくる『エタ』と戦うのは苦しい戦いになると思います。



 今回はチートを


 ガチート・微チート・無チート


 と分けました。

 

 私は微チートが好きです。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ