三、無敵の能力?
「うおおおおおおおおあああああぁぁ!!」
森の中を何かから逃げる様に走る少年。
靴も履かず、着の身着のまま出てきたような格好で時折後ろを振り返りつつ、この世の終わりかの様な形相で木々を掻き分けひた走る。
地面から突き出した木の枝や小石で所々を負傷しているが、それを気に留める様子もない。
「うおおおおおお!!誰か助けてえええええええ!!!!」
〜数時間前〜
此処はバロン王国、その王都にある冒険者ギルド内部だ。
「あぁ、申し訳ない。財布を落としちゃったみたいなんだけどさ、魔獣から獲った素材を換金できる場所はどこかな?」
大銀貨一枚というのがどれくらいの価値なのかも分からなければ、そもそも金銭らしき物を持っていないカナタは、武器屋に並んでいた魔獣の牙などから造られたという剣のことを思い出していた。
そのような剣があると言うことは、魔獣から獲った素材は売れる。
そう考えたカナタは持ってもいない素材を、さも持っているかの如く振る舞い、受け付けの女性へそんな質問を投げかける。
「お財布を・・・?それは大変でしたね。
素材でしたら、武器屋なら何処でも買い取って貰えますし、このギルドでも買い取りを行っています。良ろしければ査定致しましょうか?」
「えっ、此処でも買い取って貰えるの?」
「勿論です。この冒険者ギルド以外のギルドでも買取りは行っていますから、よかったらご利用下さいね」
カナタが魔獣の素材など持っていないことを見透かしたように営業スマイルを浮かべるアルンに、カナタは何の意味があるのかもよく分からない言い訳を挟みつつ会話を進める。
「へ、へぇ、そっか!ギルドに入ったのは初めてだから知らなかったよ。因みに他の武器屋とギルドでの買取り価格に違いは無いのかな?」
「そうでしたか!
ええ、基本的に買取り価格に差は御座いませんし、場合によっては他より高く買い取ることも御座います」
「ん?同じ値段で買い取ってどうするんだ?武器屋に同じ値段で売っても手間が増えるだけだし、高く買い取ることがあるってのは更に分からないんだが・・・」
アルンはこの問い掛けを受け僅かに眉が釣り上げる。
他との買い取り価格の差を聞かれることは良くあるとも言えないが、決して珍しくもない。
だが、買い取り価格の説明をした時にこのような質問を返されたのは、ギルドで受け付けの仕事を長くするアルンにとっても初めての経験だった。
普通なら他の武器屋と変わらない金額で買い取ってもらえ、尚且つ武器屋に赴く手間が省けるという二点に満足し、それ以上質問を投げかけてくる者など居ないのだ。
長期間この国に滞在する事もなく、粗暴な者の多い冒険者ならば尚更なのだろう。
アルンは、僅かに見せた驚いたような表情を直ぐに営業スマイルに戻し、カナタの質問に答えて見せた。
「それについては、あちらをご覧頂ければ分かりますよ」
そう言って、カナタからすればギルドに入って左手側となる場所へ手を向けるアルン。
其処には武器や防具を扱う武具屋、それから薬草や毒消し、読めない字が書いてある分厚い本などが置かれた道具屋、この二つの店が並んでいた。
「あちらはギルドが運営する武具屋とアイテムショップで御座います。
こちらで冒険者の方々から売って頂いた素材は、このように商品へと加工して、この国の平均的な価格で売られることになります」
其処まで聞いたカナタは、納得したように口を開く。
「ーーーなるほどな。バロンに詳しくない奴は素材や商品の売買で騙されるリスクもあるし、冒険者ギルドで取り引きした方が安心ってわけか。
けど普通そういう時は、安心の代わりに平均より少し高めってのが相場だと思うんだけど・・・まぁそれはいいか。
それで、買い取り価格が高騰する場合ってのは?」
この時、アルンの片眉が再び上がったのをカナタは見逃さなかった。
恐らくギルドの販売価格は、平均的と言いつつ本当は少し割高に設定されているのだと確信したカナタは、可能なら素材や武器の売買は信用出来る商人を見つけて行うのが良いと脳裏に刻み、情報収集に努めることに意識を切り替えた。
「買い取り価格の高騰につきましては、国の状態によって変動するものですので、常に高額買い取りの対象となる素材があるわけではありませんが・・・、そのような素材がある場合、もしくは特別な依頼がある時や、それ以外にも重要なお知らせがある場合はあちらの柱に貼り出される仕組みになっています」
そう言ってアルンは建物の中心部、受付と冒険者達が食事を摂るテーブルの中間辺りに手を向ける。
其処には太い柱ーーーというより、大木があり、広い建物を中心で支えるように聳え立っている。
大木の太い幹には、カレンダー程の大きさの紙が数枚貼り付けられており、ギルドに入って来たばかりと思われる蜥蜴のような見た目の亜人二人組が、その前にたって確認しているようだ。
「国の状況ってことは・・、何らかの理由によって国全体の武器が不足している時とかってことか?
ーーー因みに、あそこに貼られてる紙には何が書かれてるんだ?」
カナタは、字が読めないのではなく遠くて見えないのだと言わんばかりに、わざとらしく目を細め、“んんー、見えねぇなぁ”などと小声で漏らしつつ大木に貼られた紙を見た後、アルンに質問した。
「それもありますし、あとは国が力を上げて討伐すべきと判断した魔獣が確認された場合や、討伐すべき魔物の大量発生時などですね。
それから、特に希少な素材の元となる魔獣や、魔石などが発見された場合などもそうで、本日張り出された“お知らせ”は、周囲の森で確認される魔獣の数が増えているというものです。
現時点では、森に入る際は気をつけて下さいという“お知らせ”として張り出されていますが、あちらについては調査中との報告を受けていますので、“特殊クエスト”に変わる可能性もあります」
其処まで説明したアルンは特殊クエストについての説明をすべきかどうかカナタの表情を伺い、直ぐに口を開く。
「あちらに貼られる紙が白い場合は“お知らせ”、金色の縁がついた紙の場合は“特殊クエスト”、赤の紙が張り出された場合は“緊急クエスト”となっています。
“お知らせ”とはその言葉の通り、ギルドから皆様へのお知らせのことです。ただ、冒険者様の命に関わる場合もありますので、張り出されたお知らせは必ず確認して頂くようお願いしています。
次に“特殊クエスト”とは、国や冒険者ギルドが、早急に解決すべき事案と判断した依頼のことで、通常よりも難易度・完了後の報酬が高い傾向にあります。
通常時より高額買い取りの素材が手に入るような依頼の多くはこの“特殊クエスト”です。
そして最後に“緊急クエスト”とは、国の存亡に危機が迫っているような場合にのみ発令されるもので、 この場合は冒険者様に拒否権は無く、国、又はギルドの決定に従って頂く、というものです。
例えば低級の冒険者様には、民間人の避難誘導などに加わって頂くことも御座いますし、上級の方になると、その国の存亡を脅かす存在ーーー、魔獣や自然災害などから国を守る為に闘って頂くこともあります。
けれど、こちらの緊急クエストに関しては私もまだ見たことがありませんので、そうそう発令されるものでは無いと思います」
アルンの口調は、これまでに何度も同じ説明を冒険者にした事を表すように淀みなく行われ、そのことに誇りを持っているようにも見える。
カナタは自分のする質問に嫌な顔一つせず誠実に答えてくれるアルンに、その他にもいくつか生まれた疑問ーーー、冒険者のランクや、貨幣の大まかな価値について尋ねることにした。
その質問の中には、これまでの冒険者ギルドの受付としてはあまり経験の無かったような疑問も含まれており、それらに淀みなく応えることに快感を覚えるアルンと、知らない事を丁寧に教えて貰うカナタ。
十分ほどの時間ではあったが二人は名前を交換する程度には打ち解けたようで、異世界で二人目の知人が出来たカナタは意気揚々と冒険者ギルドを後にした。
「アオイ・・カナタさんか。何者なんだろ?」
********
冒険者ギルドから出たカナタは、様々な種族が往来する石畳みを歩き、真っ直ぐに森を目指していた。
「生きて行く為には金が必要で、金を稼ぐ為にはとりあえず冒険者になればいい。
そんで、冒険者になるには大銀貨一枚、つまり銀貨五枚が必要っと。
アルンの話しから考えるに、銀貨一枚はまぁ大体千円ってとこだろうから、五千円を稼げばいいわけだ。
まぁそれ位なら直ぐに稼げるだろ!」
自身の力を信じて疑わないカナタが立てた作戦は単純明快であった。
森に入り、魔獣を倒して素材になりそうなものを剥ぐ。
そして街に戻って貨幣を手に入れれば、カナタは晴れて冒険者となるわけだ。
賑わう街を見れば立ち止まりたくもなるが、観光ならば後でいくらでも出来るし、そもそも今はその為に必要な金が無い。
後ろ髪を引かれる思いで石畳みの道を真っ直ぐに進む内、次第に通行人の数は減り、徒歩で移動する者の数が極端に減った事に気付いてしばらく経った頃、カナタは漸く行き止まりに辿り着いた。
行く手を阻むように聳える巨大な木製の門。
左右には高さ五メートルを優に超えるであろう堅牢な石の壁が伸び、恐らくバロンの街を取り囲んでいるのだろうと想像出来る。
両開きの巨大な門に設けられた獣車が通る為の扉は開け放たれており、そこを護るように猫人族二名と妖精猫族二名から成る門番が立ち、外に並んだ獣車の荷物などをチェックしているようだ。
もっとも、猫人族らしき門番二人には尻尾が二本生えていることから、全員が妖精猫族なことは明白なのだが、初めてバロンを訪れる者には妖精猫族を見たことが無い者もいる。
そういった者に小さな体の二足歩行猫は脅威とは成り得ず、その姿のままで得られる抑止力などたかが知れているため、わざわざ擬人化した者を配置しているのだ。
カナタはそんな門番と外に並んだ獣車達を横目に、バロンの街を後にする。
門番の姿を確認した時、簡単に外へ出られるのか分からず立ち止まろうとしたのだが、前を歩く冒険者らしき男二名の振る舞いを見たことで、外へ出る時は特に何も検査が無いと分かり、カナタは堂々と門を潜って深い森の中へと姿を消したのだった。
**********
「ううぅむ・・・・」
腕を組み森の中を歩くカナタは、自身に与えられた力について考えていた。
まず能力の正体については、周囲の動きがすべて止まった事や、周囲の者に停止中の記憶があるようには見えなかった事などの理由から、時間を止める力、もしくはそれに限りなく近い能力なのだろうと確信していた。
その他に気になったのは、能力の制限について。
特に何を念じるでも無く、十秒ほどで勝手に時間の流れが戻ったことから、自分がもう必要ないと感じたから解除されたのか、単なるタイムリミットか。
その他にも確かめておきたい極めて重要なことがあるのだが・・・、その前に、カナタにはどうしても決めておかなければならぬ事があった。
それは、能力の名前である。
力を使うにしても名前を決めておかねばどうも締まらない。
そう考えたカナタは、ある程度考えを纏めると森に座り込んで、木の枝を使って地面に候補を書き上げて行く。
「よし・・・。これで決まりだな」
十分以上座り込んで考える内、土に書かれた文字はいくつもバツ印で消され、残ったのは三つの候補となる文字のみとなっていた。
“白黒世界”、“時間停止”、“不落之果実”と書かれた文字を見降ろすカナタは、“不落之果実”という文字を丸で囲み、満足気な表情を浮かべる。
時間停止を選ばなかったのは、本当に時間を止める力なのか確信が持てなかったからであり、不落之果実を選んだのは街で周囲の動きが止まった時、散らばる獣車の積み荷の中にあった果物が空中で止まっていたことがカナタの中で印象的だったようで、それを白黒世界と比べた結果、晴れて不落之果実が採用されることとなった。
しかし、直ぐに顔を歪めて何かを考え込むカナタは、目を閉じ、ブツブツと何かを喋っている。
「落ちない果物・・、重量・・・、グラヴィティ・・・・・・・落ちる果物・・・・・ニュートン・・・落ちない・・・・“アンチニュートン”とかか?
ーーーいやぁ、なんかバチ当たりだよな・・・・・、じゃあ“アンチグラヴィティ”は・・・、いやいや、それは既に違う能力の名前だし・・・・」
猛獣の彷徨く森でカナタが必死に考えていたのは、“不落之果実”を何と読むか、ということであった。
「最強の能力・・・・無敵・・・・、無敵状態って言うと、ゲームだとスターを持った状態か・・・、うぅーん、違うな・・無敵・・インビジブル・・・・、無敵の時間・・・インビジブルタイム。
うむ・・・、悪くない。“インビジブルタイム”だな!」
既に、落ちない果物との関連が毛ほども無くなっていることなどカナタには全く気にならないようで、無敵の時間という意味であれば能力の正体が何であれピッタリの名前だと思い、不落之果実と書いてインビジブルタイムと読むことに決めたようである。
「よし、名前も決まった所でちょっと練習してみるか!」
危険な猛獣や魔獣と戦う前に不落之果実について知っておきたいことがあったカナタは、その場で練習を開始する。
安全な街の中で練習すれば良さそうなものだが、例えば街中で、か◯は◯波を練習する青年を見かけたらどう思うだろう?
ここは魔法のような特殊能力ありの異世界ではあるが、やはり地球育ちのカナタには少々人目が気になったようだ。
カナタがまず初めに確かめたいことは、何をきっかけとして能力が発動するのかということだ。
街でやったように、“止まれ”と口に出す必要があるのか、不落之果実でも可能なのか、または心で念じただけでも大丈夫なのか。
もし“止まれ”と口に出す必要があるなら、さっき決まったばかりの不落之果実という名前は何の意味も持たなくなってくる。
「まぁ、俺って妄想にはかなり自信あるから、多分念じただけでも大丈夫だろうけどさ」
根拠も無ければ特に凄くもない、そんな自信を誰も居ない所で独り偉そうに口にする。
蒼井奏多という男が、いかに日本の社会で生き辛い人種なのか、森の中で発した一言が、それを如実に表していた。
それは兎も角としてカナタは早速、街でソフィーに危険が迫った場面を思い浮かべ、周囲の動きを止めたいという思いを高めていく。
(なんかーーー、多分イケるなこれ)
再び根拠のない自信を抱いたカナタは、それを心に留め、
ーーーーそして、念じた。
(不落之果実!!)
すると、カナタの脳内には時計の針が連続して動くような感覚が訪れ、次第にその間隔は長くなり、やがて音が消えて無くなる。
その時、景色は一変し周囲から色が失われていた。
白黒に染められた世界の中、カナタはこの時点で不落之果実ついて、いくつか理解することが出来た。
まず、口に出さなくても念じれば能力は発動可能だということ。
そして、特に必要に迫られずとも能力は発動可能だということだ。
ならば十秒ほどで能力が解除されたのは、単純にタイムリミットによるものであり、カナタ自身が必要と感じなくなったからではない可能性が高い。
(なら急がないとあまり時間が無いな・・)
その他に現時点で分かっていることは、ソフィーを持ち上げられたことから、自分の力で動かせるものであれば移動が可能なこと。
自分の力でというのはソフィーを持ち上げた際にその重さは残っており、移動に力を要したことからカナタはそう結論付けていた。
それから、音が鳴らないことも分かっている。
ソフィーを運ぶ際の足音も、今、森で枯葉を踏む音も、そして自分の声すらも。
「何が起こってるーー?」ソフィーを建物の隙間に降ろした後カナタが口にした言葉。
あの時、カナタは確かにそう喋った。
だが何故かその時、その声が自分の耳に届くことはなく、能力が解除された瞬間、獣車が建物に突っ込む音に混ざるように、その声は微かに聞こえて来たのだ。
そしてもう一つ。
確かめるべき事柄の内、これが最も重要になるであろうと考えていたカナタは不落之果実の発動前からやるべき事を決め、そして行動に出ていた。
その手には地面に落ちていた枯れ枝が握られており、カナタはその細い枯れ枝の両端を強く握り締め、力一杯、自身の膝へと向けて振り降ろす。
細い枝と跳ね上げた膝は音もなくぶつかり、そしてーーー、
(ーーーー折れないっ!!)
カナタは、その表情に絶望の色を漂わせる。
街でソフィーを運ぶ際、カナタはゴルフボール程の大きさの赤い果実を踏みつけバランスを崩していた。
ソフィーを降ろしたあと、自身がバランスを崩した辺りに目をやったカナタは、その近くにあった二つの果物のどちらも潰れたり傷の入っている物が無いことを不思議に思っていたのだ。
その時はそれよりも気にすべきことが多々あったため、特に気にすることは無く直ぐに視線は他へと移っていたのだが、後からそれを思い出したカナタは、一度心配になるととことん考え込むという性格のせいか、その事をずっと心配し、考えていた。
石畳みの上にある果物を大人が走りながら踏みつけたというのに、傷の一つも付かないということがあり得るのか?
自分が気づかなかっただけで、踏んだ勢いで何処かに転がって見失っただけかもしれない。
見た目以上に丈夫な果実だったのかもしれない。
だが、引きづられる獣車に巻き込まれ割れてしまった後ではそれを確かめる事も出来なかった。
もしかしたら。
この力を使っている間、物が壊せないのだとしたら。
そんな漠然とした不安が、手に持った枯れ枝によって確信へと変えられて行く。
非力なカナタでも確実に折れるよう、重さを感じぬほど乾燥した細い枝を選んだ。
だというのに、枯れ枝は折れることなくカナタの手に握られている。
膝をぶつけようが腕力で折ろうと試みようが、木の枝は曲がることも、折れることも無い。
異世界の木が特別なのか?
カナタは確信を得るために、近くにあった拳大の石を拾い上げると、側にある大木の幹に枝を押し当て、石の先端を力一杯叩きつける。
しかし二度叩こうが三度叩こうが、枝にも後ろの幹にも傷一つ入らず、それどころか逆にカナタの手が石によって擦り切れ、痛みが走る始末。
それでも腕を振り続けるカナタの手には次第に血が滲み、感じていた痛みは消え、やがて視界の外側から着色が始まる。
(くそっ、くそーーーっ!!)
何度も振り続けた腕を止め、石を、枝をその手から離したカナタは、外側から赤く色づいて行く掌を眺めた後、空を見上げて立ち尽くす。
ーーーーそしてカナタの視界の全てに色が戻った時、二つの異変に気が付くこととなる。
一つ目は、不可解な音が体の下で鳴り響いたこと。
何かが破裂したような乾いた音。
だが、空を見上げるカナタはそれを目視する事が出来ない。
何故ならカナタはーーーー。
(あれ?体がーーーー、動かない?)
バロンでのお金の価値
覚えなくても全く問題無しです。
粒銭1円
小銅貨10円
銅貨100円
大銅貨500円
銀貨1000円
大銀貨5000円
小金貨1万円
金貨5万円
大金貨10万
白銀貨が50万円
白金貨100万円
竜金貨1000万円
白銀貨の白銀は銀にミスリル混ぜた金属。
白金貨も硬貨においてはプラチナでは無く、金とミスリルの混合金属。
価値としては金よりミスリルが上で、ミスリルは後に出る特殊な鉱物と純銀の混合物となる予定で、漢字は使わずミスリルと表記します。