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第七話:休日ですよ(後編)



 今日は休日…。何もやる事がない。



 さっき、仕事の後輩が来たがウザイ奴なので速攻でお帰り願いました。



「はぁ、疲れた。休みなのに疲れるって…何かオジさんぽいな、俺」



 ガッカリだ。まだ、20代だからとか妹に言っていたのに…やっぱ、オジンなのか?


 そういえば、最近俺の枕がオジさん臭いような…うわぁ、へこむなぁ。



「はぁ、掃除でもして夕飯の買い物にでも行こう…」








 商店街。スーパーとかも良いが俺はこの義理と人情溢れる場所が大好きだ。



「あら、なっちゃん。今日はどうしたの?こんな時間にいるなんて、休み?」



「えぇ、平日なのに休みですよ。何もする事なくて早めに夕飯の買い物に来ました」



「はははっ、そうねぇ。警察は忙しいから、趣味とか作れないわよねぇ?」



 八百屋の女将さん。元気で逞しい人だ。俺がガキの頃から何度もお世話になっている恩人だ。


「おぉっ!?なつ坊じゃねぇか?どうだ?この鮭いらねぇか、安くしとくぞ?」



「ん〜、じゃあ、三切れ下さい」



「へい、毎度ー!!」


 魚屋の親父さん、うちの親父の幼馴染みで、やっぱりガキの頃からお世話になっている。


 幼い頃から世話になって、母さんが死んでしまった時も親父が死んだ時も色々良くしてくれた商店街の皆…。

 この商店街は俺の、Propertyプロパティであり故郷なのだ。


「兄、魚は嫌だ。今日はパスタが食べたい」


「うおっ!?柊?」



 びっくりした。いつのまに横に?


「柊、学校は?」


「もう終わりました。兄、魚じゃなくパスタ」



「いや、でも…」


「柊ちゃん、魚も美味しいぞ?」



「魚屋は全員、同じことを言う…」



 コラ、柊。止めなさい。


「はははっ、確に、魚屋は魚が美味いって言うよなぁ?あはははっ」



「兄、パスタ」



 何?この子のこのパスタへの飽くなき執着心は!?



「なつ坊、なら、パスタに鮭を入れるのはどうだ?鮭フレークにしてよ?」



「魚屋!!良い案だ。それは、とても良い案だ!!」



 …柊さん、年上の人には敬語を…。



「兄?…兄はパスタ…嫌?」



 むっ、訴えるような上目遣い…可愛い。



「じゃ、鮭フレークパスタにしよう」


「やった」




 さて、あと台所用洗剤が切れてたな。これは、スーパーだな。



 こんにちは。

 またまた、直ぐに次話投降をしてみました。



 空海家の家庭の事情、分かりました?第六話の兄の職業よりは分かり易いかと…?


 さて、兄の名前がやっと出ました。いや、妹達に比べかなり引っ張りましたよ。

 えっ?…でも、まだ愛称?フルネームでは無い!?

 …何なんでしょうねぇ、全く(笑)


 では、今回はこの辺りで失礼致します。ありがとうございました。


 次話にて、兄のフルネームが…まだ、引っ張るし(笑)

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