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No.1
状況は最悪。
大量の敵。
右も左も敵ばかり。
後ろに下がろうにも、行き止まりで意味がない。
体力残り:35
一撃でも喰らえば、ゲームオーバー。
まだ、このゲームを始めて間もないアラタには、現状を打破するのは、ほぼ不可能。
武器は大剣だけ。
一度振れば、確実に攻撃を受ける。
ここで、倒されたら、次できるのは、24時間後。
「おいおい、流石に戦力過剰すぎるだろ」
敵の大量のHPバーを見るだけで嫌気がさす。
「武器を盾に押し込んでみるか?いや、体力的にできない。というか、走れない」
───────万事休すか。
次の瞬間、大きな影が頭上を通過した。
黒と金のドレスを纏った少女がアラタの前に降り立つ。
アラタを一瞥すると、ダガーナイフと長剣を構える。
「ふー……」
少女は一気に敵の中に突っ込んでいった。
横取りは基本的にNGだが、少女は問題ないと瞬時に理解した。
その判断力でアラタは、はるか上の実力者であると、理解した。




