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うちのかあさんしりませんか?  作者: ひまわり
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第2話 異世界って何かしら?

第2話 異世界って何かしら?


「しのぶさん…先程は助けて頂きありがとうございました。私はマリアと言います!」


「いいのよぉ…そんな事」


「前からあの中の一人にしつこく付きまとわれていて…断り続けたら仲間を連れて来た見たいで」


「無事で良かったわよ。あなた可愛いんだから気をつけなさい」


「所でしのぶさんはどちらに向かってるのですか?」


「いや…それがね?目が覚めたらさっきの路地に居たのよー!ここってどこなのかしらね?」


「ここはフランデル王国の王都フランデルですよ」


「それはどこ?ヨーロッパ?それともアフリカ?」


「ヨーロッパ?アフリカ?それはなんです?」


「あらあなた…賢そうな顔をしてるのにヨーロッパやアフリカわからないの?小学校の社会で習わなかった?」


「小学校?社会?ですか?」


「そうよぉ…いまどき学校に行けない子なんて居ないでしょ?」


「学校ですか?王都フランデルには魔法学校と剣術学校はありますけど…小学校はないですよ」


「世界は広いわねぇ…そんな国もあるのね。それじゃ読み書きはどこで習うの?その魔法学校と剣術学校で習うの?」


「読み書きは小さい時に家庭教師に習うんですよ。だから普通の家に産まれた人は読み書きなんてできませんよ」


「あらぁー、そうなの…読み書きもできないと仕事も大変ねぇ」


「この王都に暮らす住民の大半は、王族とか貴族とか名のある商会のご子息とか、ですので…読み書きできない住民はほんの一部ですよ。さっきしのぶさんが撃退した冒険者さんとか…」


「冒険者?あんなおバカな男ばかりの職業があるのね」


「さっきの人達が特におバカだっただけで、普通の人もたくさん居ますよ」



「おーい!噴水広場に魔物が出たぞー!早く家の中に入れー!」


「しのぶさんすみません!私行かなきゃ!」


マリアさんはかあさんを残し走った…状況を確認する為である。置いていかれたかあさんはひとりじゃなにもできないから…ぺったんぱったん追いかけた

(1話でも説明したがこの物語に出てくる解説者は、しのぶの高校1年の息子である!悪しからず)


「キャーーー!」


小さい子供が逃げ遅れた!遠巻きに子供の母親が見ているが魔物が居て近寄れない…そこにマリアさんが駆けつけ子供を抱えている!かあさんが見た事のない生き物がマリアさんの背後に狭ろうとしていた!


「あなた…いつも悲鳴をあげてるわね。大丈夫?」


「しのぶさん!逃げてください!それは危険な魔物です!」


「ぐぉぉーーー!!!」魔物が咆哮をあげる!


「確かに強そうだわね。だけど何とかなる!」


かあさんの横蹴りが魔物の腹部にクリーンヒット!ひるんだ魔物を見てかあさんが叫ぶ


「早く子供を連れて下がりなさい!」


「しのぶさん!間もなく冒険者が駆けつけます!しのぶさんもゆっくり距離を取ってください!」


「そう言われてもね…1度火が着いた魂を静かに消すなんてできないのよ…」


「魔物だかなんだか知らないけどね…安月給の旦那を支え、言う事を聞かなくなった生意気な息子の世話をして…自分の事は放ったらかしにして生きてきたのよ!…主婦歴16年なめんなよ!」


意味のわからないかあさんの口上を前に不思議にひるむ凶悪な魔物…かあさんは体重はあるが身長はないんだぞ!


「せぃやーー!!」


かあさんの右回し蹴りが魔物の左こめかみを捉える。流石の魔物も効いたのか…よろよろと右に傾きふらついている…なんとここでー!しのぶ選手ラッシュです!ラッシュです!よろけた魔物に一瞬の隙も与えず中段突きでワン!ツー!スリー!軽いバックステップからの上段回し蹴り!繰り返す!繰り返す!


というか…かあさんてあんなに強かったのか?


あんなにぷよぷよの身体からは想像もできない綺麗な蹴り…プロの格闘家の試合を見てもあんなに体幹がしっかりしていて軸足に一切のブレがない回し蹴りを見た事がない。それを、ギリギリ届くかどうかの体長の魔物の顔面に右から左から自由自在に繰り出していく


リズミカルな4連打を4、5回繰り返し…かあさんは魔物に背を向けた。意識の飛んだ魔物は静かに顔面から倒れ込んだ


「マリアちゃんと可愛い坊やね!2人共大丈夫?」


遠巻きに見ていた母親が駆け寄ってくる


「ちょっとあんた!なんで見てたのよ!自分の子供が危ないってのに…そんなに自分の事が大事かい?」


「すみません…気が動転して…どうしていいかわからなくなって…ほんとにすみません…助けて頂きありがとうございました」


「今度、もし同じ事があったら…あんたがなんとかするのよー!よし!母は強し!息子はつよし!」


「しのぶさん!度々、ありがとうございました」


「私とあなたも…もう腐れ縁ね」


「ふふふっ!そうですね」


そこに遅れて冒険者が駆けつけてきた


「おーい!マリアー!大丈夫かぁ?」


「はい♪もう解決しましたよ!」


「デカいオークが出たんだろ?応援を呼んでたんだよ!それでどこへ行った?」


「はい♪そこに倒れています!」


「た、倒したのか?」


「はい♪このしのぶさんが!」


「すげーなぁおばさん!」「ぶっちっ!」


「まてまてまてまて…お前くらいの歳のやつにおばさんと言われる筋合いはないんだよ!お前ら全員整列!正座!」


「だいたい冒険者か?なんだか…」


そして本日2回目のかあさんの説教は続いた。おばさんとかババアとかは禁句ですよ…みなさん


俺が中学校の時、少し反抗期を迎えた頃、いちいちどこに行くのか、何時に帰るのか、忘れ物はないか、人に迷惑をかけるな…等々、あまりのうるささに1度だけ言った事がある…「うっせぇ!く○ばばあ!」


腫れた顔面は漫画のようになりその日から1週間学校を休んだつよしだった


今回も言うけど…かあさん!ほどほどにね




第3話へ続く



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