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星の末裔(改)~遥かなる時の中で~  作者: 白智(ぱくちー)
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【プロメテウス】の考察 2

プロメテウスの一人語りです。



 イオグニスの力を美桜に預け、彼らはクリスタルの眠りに就いた。

 それは、この世の理によらず、何事にも屈しない意思が原点で何物にも傷つける事が出来ない。


 面白いのでしっかりと考察させてもらった。「解析・アナライズ」で似たような魔法なら今では、魔道具で使用できる。「金剛」の強化版のようなものだな。私は、これを物に吹き付けて建物の強化などに使用することにした、お蔭で嵐が来てもびくともしない・・・。


 おっと・・横道にそれてしまった。

 「神又は神族」についてのことだった。彼らは、やっと美桜を探して千年後の星に来たわけだが・・。

 いささか呆れてしまうほどに弱い・・弱すぎる。そして、馬鹿だ・・紛れもなく・・。


 千年前から全く成長というものが、無い。在るのは、果てしない欲望だけ。

 あきれ果てたものだ。

 所詮・・・神だとか言って威張ってのさばっているような奴らだ。まず、努力という文字は、あいつらの頭の中には無い。下の者や配下の者がやって当然だと思っている。ま、神だからな・・。


 そのせいか?・・千年前から全く成長が、見られないのだ。魔力にしても同じで、全く増えていない。


 千年前の人類は、神又は神族に畏怖したものだが・・。

 (魔法を初めて見た時の驚きと興奮・恐怖は仕方ない)

 だが、人類の良い所は、勤勉であること、努力を怠らない事だ。

 妖精達との交流で妖精魔法からの波及で普通に魔法が使えるようになっている。


 それに空を飛ぶということ。天馬に未だにのっているんだな・・。

 これも対策済みだ、空中戦に備えて人類は、長い時間をかけてドラゴンの育成に成功した。


 今更だが・・・。

 神のあの程度の魔法に人間は、屈しない。

 それに我々には、神が知りえない科学の力というものがある。

 いま、人類が戦っても負けることは無いだろう。ただ、面倒くさい・・。


 あ奴らを消し去っても良いのだが、そうすると他の神が、この星にちょっかいをかけて来る可能性がある。奴らは、不老不死に近いものがあるから時間があ有り余っていて、面倒くさい事にひまなのだ。

 しかし、このままでは、イオグニス達の家族が、可愛そうだ。

 本来なら幸せに暮らしているものを・・人の邪魔をするような奴らを野放しには出来ない。


 ま、いずれ来るだろうと準備万端待っていたのだから・・。

 やることはやらせてもらうよ・・。


 その為に千年も時間をかけて、奴らの放逐場所を見つけたのだから・・。

 

 地球の神話のプロメテウスは、弱い人類に火を与えて・・人々を救った神と言われている。

 私の神は、この星へと連れ立って旅だった彼の者たち。私に生命を吹き込んだ科学者。

 その恩に報いるとしよう。


 千年の時の中で強くなったのは人類だけではない。私も思考の世界に渡り、多重世界の構造などを学んだのだ、異世界・異次元はある。それを奴らに・・。


 私は、プロメテウス・・この星の人類に火の代わりに魔法を授けた。

 いま、その魔法の集大成を披露しよう。千年の時を掛けた魔法をね。

 さすれば、扉はひらかれん・・異次元のこの星をやつらにあたえよう。

さて、次回から神との戦いが始まります。


更新が遅くなり申し訳ありません。また、ぼちぼち書いていきます。

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