【プロメテウス】との出会い 2
いつもより短くてすみません(笑)
足元の星には、雲が白く湧き・流れ、形を変える。時のたつのも忘れそれを眺めていた。
なんの物音もしない静寂の中で・・。
『では、先ほどの質問にまず、お答えいたしましょう。【Tbellus Terra】(ペッルス テラ)今では、失われた言葉で「麗しき地球・美しい土地」という意味でこの宇宙船の名前です。』
『この船は、三つに別れていて今いるとここが、【シリウス】です。【シリウス】は、【アルファ】【ベータ】【ガンマ】この中に長い眠りに付いた人類がいました。【シリウス】下部にメインブリッジの【ベガ】ど動力部で、構成されています。船内の全てをここで管理していました。』
『いま、あなたの居るここが、宇宙船のメインブリッジ【ベガ】です。』
「宇宙船?・・地球??」
『口頭でお教えしても宜しいのですが、予めの知識も無く、膨大な情報量の処理となりますと実際どれだけの時間がかかるか、見当もつきません。・・ので・記憶領域に刺激を与え精神感応を利用して私のデータの一部を情報化してお渡ししようかと思います。あなたにとっても、その方が体に負担もかからないかと思われます。』
「記憶領域?・・・どうすればいいのかしら?」
正直不安が無いと言えば、嘘になる。だが、今は、限られた時間の中で動いているのだ彼を信じるしかないだろう。
「コチラヘドウゾ」と白い洋服の女性が、呼びかける。
『そのメディカルロボットについてきてください、案内させましょう。』
「ロボット?」
『それは、人では在りません。人の形を真似て作られた機械人間・ヒューマノイドロボットです。』
どこからどう見ても人間にしか見えない、明るい栗毛色の髪にぱっちり開いた目、バラ色の頬、とても美しく優しそうな女性にしか・・。
「メディカルラボへイキマス、ラボハサイセンタンノイリョウヲ アツカッテイマス」
案内をしてくれるようだ、彼女の後ろを言われたままについていく。
扉の前に着くと彼女は、スイッチに手を触れて扉をあけて、入るように促す。
中は、明るく、小さなライトがあちこちで丹滅している。目の前に透明な丸い繭のようなものがあり、彼女が近づくと繭の蓋が横に開いて蓋が見えなくなった。
「コノカプセルニヨコニナッテクダサイ・・」
傍にあった椅子に肩から下げた鞄を外しリオルを外に出してあげてから、振り返ってカプセルというものを見た。
「靴は、履いたままでいいのかな?」
「ハイ、ダイジョウブデス。」
深く息を吐いて、カプセルに手を置き腰かけて、横になる。横になると私の頭にいろんな線の付いた防止のようなものをスッポリと被せた。
両腕と両足にも配線のつぃたリストバンドのようなものをはめられた。
私の心臓はドキドキと鼓動が激しくなり、不安になってきた。落ち着くためにもう一度深く息を吐く。
カプセルのベッドから手のような物が、現れて私を抱きしめるようにベッドに縫い留めた。
収納されていたカプセルの蓋が、音もなく閉じた。
『それでは、データ移殖を始めます。体の力を抜いてください。今から睡眠ガスが、充填されます。すぐに楽になります、痛みなどは在りません、それでは後ほどおあいいたしましょう。』
その声を切っ掛けに瞼が、重くなり私は、夢を見るのだろうか?と考えたりした。そうしている間に意識を手放した。
記憶を取り戻すための処置なんてかいて次の話のネタを構築中です。
ネタばれですが、千年の時は、立ってますが、地球の記憶、船の中の120年、移住後の数年の記憶。
といった感じの・・・予定になります。