一週間後・・。
一週間たったという設定です。
寝込んでから一週間が経った。柔らかな日差しが入っていた。
「ミヲさま~、体をお拭きしますか?痛みが余りないようでしたら湯船に漬かるのも宜しいですよ~、何方でもお好きなほうを・・・。」
「・・・一週間も寝たきりで動いてませんでしたから、少し動いた方が良いと思うので、お風呂にお願いできますか?」
「はい、では湯船に漬かりましょうね。・・ただ、余り長い時間はだめですよ~」
マリアが、ベッドから起き上がるのを手助けしながら注意する、スライムちゃんとワンちゃんは、お留守番できますか?」
「ウォン!『出来るぞ!』」
スライムは、嬉しそうにプルるんと揺れる。
「大丈夫みたいですね~、じゃ、お留守番お願いしますね~」
マリアに腕で体を支えながら部屋をでる。
(あれ?マリアさんて少し縮んだ?・・・いや、まさかね~??心なしか、寝間着の袖や裾が短くなったような??)
以前、連れてきてもらった温泉に連れてきてもらった。
たった一週間前の事なのに凄く前に感じる・・。
寝間着を脱ぐのにもたもたしていると・・
「ミヲさま、両手を上にあげてくださいませ。」
と言われたので、あげるともう本当に「スポっ!」って感じで寝間着がはがされる。流石に下着は自分で脱がないと・・・。
裸になって・・胸元を見ると少しふっくらと膨らんでいる??
「・・成長痛って聞いてましたけど・・ホントに成長せれましたね~。」
改めて言われると・・なんだか照れくさいぞww
「以前は、坊ちゃまかと思ったくらいでしたものね・・マリアもビックリです~、一週間でここまで育つもんですかね~ふふふ」
「お風呂できれいにしたら劉先生に見ていただいて、、許可が出たらお部屋から出れますからね~、きっと坊ちゃんもお待ちかねですよ・・ふふふ」
マリアに支えられながら温泉へと移動する。一週間ぶりの入浴は、とても気持ち良かった。不思議ですね、一週間前まで入浴の習慣なんて無かったのにね・・。
ふふふ・・・と思わず笑ってしまう。でも、心から素直に喜んでもいられない。私の秘密をどうするか?・・・どこまで話すべきか?
父が妖精王とか・・あたま沸いてます?って言われそう。その時点で私って・・人外認定確定??
ハーフだと辛うじて人類??
悩んでも仕方のないことだ、今は精一杯、温泉を楽しむことにしよう。体と髪を洗ってもらって清潔になったせいか・・心も軽くなった気がする、気のせいだろうけどね。
「今日は、このくらいで上がりますよ」
マリアに促されて、脱衣所に戻る・・・。姿見の前に立つと見慣れない顔があった。
{え?・・・これが私?・・・そこには母様に似た女性が居た・・)
「もう、いつの間にかマリアに追いついちゃいましたね。まだまだ奇麗になられるんでしょうね~夜着も大人lようにしましたからねぇ~さ、お部屋に戻りますよ」
★ーーーーーーーーーー★
美桜が、部屋を出ると・・ライムが以前お茶会の時の大きさに戻る。
『さて、リオル・・もう、元の姿に戻っても大丈夫ですよ・・リオルじゃなくて正しい名前で及びしましょうか?リトル・・』
『・・・子犬のままだと言葉が今一つうまく伝わらなくてな・・』
『私は、平気なのですけれど・・妖精メイドにお使いを頼むことも出来ないので少し不便です・・』
『美桜様が、戻ったらこの先の事を相談しないといかんからな。』
『この先ですか・・それこそ【プロメテウス】様のもとへご案内するべきかと愚考しておりますよ・・なので、今のうちにお使いを頼みませんとね。』
『良かろう・・私は、美桜様の守護者・・・傍に居る分にはどこへでもご一緒させてもらうよ』
『畏まりました。では、次の準備にはいりましょう・・・妖精メイドお使いをお願いします!!』
『『『お呼びに預かり参上いたしました。』』』
『では、お仕事です・・船の掃除をお願いします。こちらでは千年の月日が経ってますからね、奇麗に掃除してください・・きっちりと!!』
妖精メードの三人はスカートの脇をつまんで 片足を後ろに軽くお辞儀して返事をする。
『承知いたしました、お任せくださいませ』とララが。
『はーい、頑張って奇麗にしますね。』 とリリーが。
『了解です、サクッと片づけてまいります』とルルが。
返事をすると、一瞬にして霧散した。
『さて、そろそろお帰りになると思うので元の姿に戻りましょうか・・』
リオルとライムは、姿を小さく変えて・・ベッドの上へと移動して美桜を待った。
現地の人間にどのように伝えるのがべすとなのか?とか・・少し悩んでます。
まだまだ、紆余曲折しながら進んでいきます。