第四話 スイッチON
俺は綾瀬から渡された弁当について亜綺に話した
「へぇ、そうなんだ
事情はわかったよ
疑ってごめんね
おわびに今日うちに来て
夕飯ごちそうするからさ」
亜綺はそう謝った
「否わかってくれたなら良いよ
夕飯か期待させてもらうよ」
「うん美味しいのを作るね
さぁ、昼食にしようよ」
そして俺たちは亜綺の作った弁当を食べた
綾瀬から渡された弁当は放課後に返した
そして放課後俺は亜綺と共に学校から家に向かった
「夕飯の材料買うからつきあって」
俺は亜綺と共にスーパー佐井屋迅で買い物をした
「ゴメンね荷物持ってもらって」
亜綺は重い買い物袋を持つ俺にすまなさそうに謝る
俺は笑って
構わないよと返した
そんな風に話してるうちに俺たちは家についた
亜綺が家の鍵を開け俺は中に入る
「そこら辺でくつろいでてね」
「いや手伝うよ」
俺は亜綺にそう言うと亜綺は疲れてるんだから良いと言って俺を厨房に入れなかった。
「そうか…悪いな」
俺はしかたなくテレビをつけ見始めた
『ごめんなさい
こういうときどんな顔すればいいか分からないの』
「「ごちそうさま」」
二人が食べ終わると亜綺は食器を片づけ始めた
「悪いな」
「良いよ、座ってて」
俺は手伝おうとしたが亜綺に止められテレビを見始めた
先ほどのアニメがやってるらしく見入ってしまっていた
『歌は良いね、歌はリリンの生み出した文化の極みだよ』
『君は?』
『プツン』
急にテレビの映像が消えた
いや亜綺が消したのだ
「どうした?」
「大事なことを思い出したの」
どうしたのだろう、亜綺のようすがおかしい
「何?」
「私ね貴方のことが好きなの」
「何を今更
俺だってそうだよ」
「でも私やきもち妬きなんだ
だから死んで」
その言葉と同時にくる二つの斬撃
二本の包丁が俺に襲いかかる
『笑えばいいと思うよ』
昔のアニメだろうか再放送らしく画質が悪い
「出来たよ」
亜綺が夕飯の用意が出来たといったので俺たちは食事を始めた
しかし俺は亜綺の微細な変化に気づかなかった