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天馬降臨 S6  作者: 香我美 清
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第1話「新たな天才」

今回良作になるかも

天馬。それは天才と馬鹿の略。俺が気になる所は天才と馬鹿の中間。普通と言ってしまってもいいのか?『普通』じゃあ『普通』すぎる。少し捻れば平凡でいいかな?平凡=普通でいいのだろうか。あまり捻りがない。全般的では駄目なのか?と毎日こんなようなことを考えている俺。俺は小学生。6年だ。学校にはちゃんと行っている。基本外では遊ばない。雑学のことを知る方が楽しいからだ。外で身体を動かすことの何が楽しいのかを理解できない。健康上いいのかもしれないが多く運動することは健康上悪い。危険だ。最悪、死に至る。過呼吸は辛い。熱中症になるのも避けたいしな。今日の気温は24度。春だ。小学6年生になったばかりなのだ。だけれどもこの学校は偏差値高めのところだ。

地球の雑学に関しては厳しい。知っておくことが多いのだ。特に俺が大事だと思ったのは『地球の磁場は弱まっている』ということだ。1670年ごろに比べ15%も減っているのだ。ここ調子だと、あと2000年もすれば0になるだろう。それからの1000年間は、宇宙から強い放射線にさらされることになる。大変なのだ。いろいろとな。でも人間はこんな過酷な世界でも生き延びてる。

俺は登校して来てすぐに窓を見たのは小学1年生の時以来だ。言っておくが今は休み時間ではない。それなのに外で遊んでる奴がいる。俺は鼻で笑った。休み時間でもないのに外で遊んでる奴らを見て。俺は人間を見下してるみたいだ。実際そうだが。それは清々しいことだ。

チャイムが鳴った。朝の会(挨拶(起立、礼や起立、注目、礼)をしたり先生の話を聞く時間だ)は面倒くさい。つまらないのだ。面白くてやっているものではないと知っていての発言だぞ。

それから挨拶が終って先生の話だ。先生はこう言った。

「転校生を紹介する」

辺りはざわついた。俺も正直ビクッた。が、他の奴らが考えてるのは一緒だろう。どうせ『男か女』かだろう。そして、そこに生じるものは『格好いいか可愛い』だろう。つまらないものだ。

そしてドアを開けて入って来たのは男だった。随分悪い目つきだった。そいつはこう言った。

「お前らウゼェんだけど。何見てんの?」

俺はその『見てる』奴らには分類されない。なぜならあいつが「何見てんの?」と言ったとき俺はあいつを見てなかったからだ。よかったよ。俺はウザイ奴らの仲間になんてなりたくない。理由はウザイからだ。ウザイ奴がウザイやつに話かけてもウザイと思うであろう。やがて先生はあいつにこう言った。

「自己紹介をしなさい」

と、言った。あいつは言った。

「死弐鵞 涼介」

しにがりょうすけ。変な名前だ。まだ漢字を書かれていない。だから文に書くには名前を漢字で書いてもらわなくてはいけないのだ。漢字は後々知るだろう。と思った。やがて先生はりょうすけに言った。

「あの席に座りなさい」

と。

「それでは一時間目を始めます」

と、先生は言った。一時間目は生物だ。さぁ、頑張るか。

疲れました

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