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どんなときも  作者: みつ
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2

父は笑う僕を無表情で見つめて言った。


「お前には8歳離れた兄が、おったのじゃ……きゃつは、ある日、『俺は、もう勉強したくない!!お笑い王に、俺はなる!』と言い捨て家出したのじゃ……」


今度は僕が、湯呑みを落とした。

「僕に、兄さんが……兄さんは、今、どこにいるんだ!!!?」


僕が叫ぶと父は溜め息ついて言った。


「新宿3丁目のライヴ劇場で、たまに出てるらしい……芸名は『ワンオピ』じゃ!気になるなら探しに行けや!!」



僕は、実家を飛び出すと新幹線に乗り、東京に向かった。

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