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一話 誕生
息抜きです。なんか今スランプなので。
見渡す限りの巨大な木々。巨大な森のようだ。
「つーか俺が小さいのか」
そんな森の中で「グルグル」と唸り声を上げる生物。
その姿は西洋のドラゴンそのものだった。
二本足で大地を踏みしめている。全長1mほど。
「ちびじゃねえか」
そのドラゴンという分類にすらしてもらえない生物の名を
ビックリザードといった。
彼、黒陽陸は元々人間だった。しかし異世界転送機との衝突により、この世界に来てしまったのだ。
「まあいいさ。せっかくドラゴンっぽいのになったんだ。下剋上してやる」
そう言う彼の前には一枚の水色のプレートが浮かんでいた。
ビックリザード 超異常個体
LV1
一般技能:爪術Ⅰ・牙術Ⅰ・毒術Ⅰ・ブレスⅠ
固有技能:鑑定・言語理解・人化・小型化・進化論
称号:時空を超えるもの・闇の精霊王の寵愛
四話から一気に話が進む予定